こんにちは、kamasです。
今回はクルマの内装に付いたヤニ汚れの取り方やおすすめの洗剤について解説していきます。
喫煙車の天井が黄いばんできた…中古車を買ったら内装のヤニ汚れが酷かった…という経験はありませんか?特にタバコを吸わない人にとっては喫煙車の臭いや汚れは気になりますよね。でも「どうやってヤニ取りしたら良いのか分からない」「どんな洗剤がヤニ汚れに効くか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はクルマのヤニ汚れの落とし方やおすすめの洗剤について解説していきます。これを読めば業者に頼むことなくDIYでヤニ汚れを落とすことができるので、費用を抑えたい方にもおすすめです。ヤニ取りの原理から、おすすめの洗剤の口コミまで徹底調査!是非参考にしてください。
一方、ガラスの内側についたヤニ汚れの落とし方は以下の記事で解説しています。詳しく知りたい方は是非。
kamas-cars.hatenablog.com
ヤニ汚れの正体
喫煙所の壁って長年放置すると黄色く変色してきますよね。あぁうちの会社の喫煙所の壁も真っ黄色だよ〜という方も多いのではないでしょうか。もちろん、建物の壁紙だけでなくクルマの中でも同じ。喫煙車で長いこと掃除しないと内装の至る所に黄色いヤニ汚れが出来てしまいます。では、あの黄色いヤニ汚れの正体は何か?と言うと、実は「タール」だったんです。聞いたことありますよね。
「タール」とはタバコの煙に含まれる植物性樹脂を主とした成分のことで、タバコの煙から水分とニコチンを除いた後の残渣物と定義されています。簡単に言うと、タバコの煙を集めて冷やすとできるネバネバした黄褐色の成分がタール。それがタバコの煙で運ばれて壁に付着し、どんどん蓄積されると壁紙全体が黄色く変色してしまう訳です。しかも、タールには発がん性のある物質が多数含まれているそう。そんなヤニ汚れ(=タール汚れ)をあちこちに付着したまま放って置くのは気持ち良くないですよね。
では、どうやってヤニ汚れを取れば良いのでしょうか。
ヤニ汚れの落とし方
ステップ1:水拭き
ヤニ取りの基本は水で汚れを浮かせ、拭き取ること。タバコから発生するタールは水に溶けるので、原理上水拭きで取れます。水を霧吹きで汚れ部分に吹きかけ、ヤニ汚れを浮かせたところを雑巾などで拭き取りましょう。
何だよ簡単じゃん…と思いますよね。でも、実際にやってみたら分かりますが、こびりついたヤニ汚れを水拭きで落とそうとしてもあまり効果がありません。しつこいヤニ汚れを落とすには、ヤニ汚れに適した洗剤が必要です。
ステップ2:重曹水
ヤニ汚れ=タールは水に溶けるものの、非常に粘性の高いネバネバした汚れ。水だけで浮かせるのは限界があります。
そこで、アルカリ性の「重曹水」を使ってタールを分解し、粘度を下げて除去しやすくするのが有効です。ネバネバ⇒サラサラに変えるイメージですね。タールは植物性樹脂系の成分なので、弱アルカリ性の薬剤により「加水分解」と呼ばれる分解反応が起こります。その性質を利用して除去しやすくする訳です。
さらに、タールが加水分解してできた分解生成物は石けんの役割を果たし、水との親和性を高めてくれます。つまり重曹水を使えばタールが分解されて除去しやすくなるだけでなく、水との親和性を高めて汚れを落としやすくしてくれるんです。まさに一石二鳥ですね。簡単且つ安価で手に入るのでコスパも高いです。
さて、具体的には以下の手順で進めましょう。
ただし、重曹は非常に弱いアルカリ性を示すのみで、強力に汚れを分解する訳ではありません。家庭でも簡単に安全に取り扱えるものの、しつこいヤニ汚れに対して歯が立たないこともあります。そんな時は「ステップ3」に進みましょう。
ステップ3:専用洗剤【おすすめ紹介】
重曹水では取れないヤニ汚れは、ヤニ汚れに特化した専用の洗剤で対処しましょう。強力に汚れを分解・洗浄出来るのでしつこいヤニ汚れに最適です。
しかし、中には効果が今ひとつだな…と感じる商品があるのも事実。本当に効果がある洗剤を使いたいですよね。そこで今回はSNSや通販サイトでの口コミ評価が高い、おすすめの商品をご紹介したいと思います。結局、こういう洗剤で確かな効果があるのは業務用になるようです。
天井や布シート、マットなどの布製品専用のクリーナーです。本来は業者向け販売している業務用洗剤のため、カー用品店では手に入らない代物。天井や布シートなどのヤニ汚れを一発で落としたい時に持ってこいな最強のクリーナーです。特殊酵素で布の奥まで浸み込んだ汚れも除去できるんだとか。
上にある緑のボタンを押すと公式ホームページにアクセスできます。実際に施工している動画も見れるので気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
口コミ評価は以下の通り。
・さすが業務用。他より格段に汚れが落ちる。
・子供の嘔吐物やジュース等の汚れも落ちる。
・汚れだけでなく、臭いも無くなった。すごい!
・手に付くとヌルヌルするので注意。
・臭いが非常にキツい。換気は必須。
汚れ落としの実力には文句なし!ですが業務用ならではの強力さゆえ、ヌメリや臭いが気になる意見が見られました。
布シートやビニールレザー、天井からダッシュボードまで様々な箇所に使用できるルームクリーナーです。幅広い素材に使えるのでこれ一本で内装全体を仕上げたい時に最適なクリーナー。
中古車のクリーニングで業者が使うほどの実力は、しつこいヤニ汚れも落としてくれるでしょう。
口コミ評価は以下の通り。
・喫煙車のヤニ取りに使用。かなりキレイに!
・消臭目的で施工。本当に臭いが消えた。
・クリーナー自体に嫌な臭いが無いので良い。
・“咽せない”“手荒れしない”は過信禁物。
・劣化したゴムに施工すると溶ける。養生必須。
クリーナー自体に嫌な臭いが無く、施工性が良いのはグッドポイント。ただ全ての材質に対して使えるわけでは無いようですので、不安に感じる箇所は養生した方がベターですね。