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【悲報】Cクラスのメッキモール 磨きまくったら剥げた…皆さんもご注意を

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こんにちは、kamasです。
今回は愛車のCクラス(W205)のメッキモールを磨いたら剥げてしまった…というお話です。

Cクラスのメッキモールを磨いたら剥げてしまったお話

我が家のCクラスも早いもので新車登録から7年が経ちました。7年もすればあちこち劣化してくるのですが、見た目でよく分かるのが「メッキモール」です。欧州車乗りの方であればお分かりいただけるのではないでしょうか。
今まで半年〜1年に一回のペースで気が向いた時にメッキモールを磨いてきましたが、今回もちょっと時間ができたため、久々にメッキモールを磨いていくことにしました!この後大変なことになろうとも知らず…。

メッキモールに白サビは付き物


街中で見かけるベンツやアウディBMWなどの欧州車。見た目はピカピカでも、窓枠のメッキモールをよ〜く見てみてください。かなりの高確率で白サビが浮いていることでしょう。白い斑点状の模様になっているクルマが多いはず。
この現象は欧州車に特有の現象です。国産車のメッキモールは文字通りメッキが施された部品。メッキ表面は強固で変質しにくいため、基本的に劣化しません。一方、欧州車のメッキモールはメッキではなく、実はアルミ。アルミにアルマイト処理という表面処理が施された部品が使われているんです。湿度の高い日本においてはアルマイト処理では歯が立たず、すぐにアルミが酸化して白サビができてしまう。これが欧州車のメッキモールの白サビの原因です。詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる方はご覧ください。
kamas-cars.hatenablog.com


研磨だけで乗り切ってきたけど…


白サビが浮いてきたメッキモールをキレイにするには研磨するしかありません。理想は研磨してキレイにした後、コーティングで保護するのが良いですね。研磨すればアルマイト処理した表面が削れ、生のアルミが露出することになるので、放置すればまたすぐに白サビが出てきてしまいます。コーティングで保護する方が長持ちするはずです。

ただ、我が家のCクラスは常に青空駐車。どうせコーティングしたところでそこまで長持ちしないだろう、という推測の元で研磨のみ実施してコーティングは今の今までしたことがありませんでした。ですから、せいぜい数ヶ月ぐらいしかキレイな状態を保てません。
そんなわけで3年落ちを2018年に買ってから今までの間、半年〜1年に一回のペースでメッキモールを磨いてきました。ピカールで磨いてある程度キレイになって、数ヶ月後白サビが出てきてまた磨いて…の繰り返し。そして今回も時間ができたので重い腰を上げて磨くことにしました。


いざ研磨!

磨く前はこんな感じ

どうでしょう。酷いものですよね。一面にびっしりと白サビが出ています。

磨く前の状態はこんな感じ。かなり白サビが出ています。
研磨の手順

①養生
まずはメッキモール周りのゴムや塗装面をマスキングテープで養生します。今回はここの部分からスタートします。

今回の研磨はここの部分からスタートです。周りのゴム部品や塗装面の保護のため、養生は必須です。


ピカールで研磨
あとはひたすら研磨するのみ。この時、素手で磨くよりも当て木があった方がやりやすいと思い、木片を重ねて治具を作ってみました。

木片を重ねてマスキングテープで止め、布で包んだ即席の治具を作成。

ピカールを適量取り、無心でメッキモールを磨き続けます。

ピカールを適量取り、メッキモールを磨いていきます。
あとは無心で磨き続けるのみ。体力と気力との勝負です。

悲劇は起きた

キレイになったぞ!
今回研磨したのは下写真の赤色で囲った部分だけ。それでも大体30〜45分ほどかかりました。
今回研磨できたのは運転席側の後方、下側のみ。赤色で囲った部分だけです。
さて、ビフォーアフターはこちら。一面に浮き出ていた白サビはある程度ですがキレイに消すことが出来ました。
上が研磨した所で、下が研磨していない所。白サビはある程度キレイに消えました。
さぁとりあえずキレイなったぞ!と満足していましたが、やや違和感がある所が…。
剥げたぞ。
問題は下写真で赤色で囲った部分。お分かりいただけますでしょうか。
赤色で囲った部分が問題の箇所。剥げているのが分かりますでしょうか。
そう、磨きすぎて剥げたのです。最初は汚れかな?磨きムラかな?と思って磨き続けたらどんどん面積が広がってこんな有り様に。明らかにここの部分だけ光沢が高く、一層クリアが剥げたような様相を呈しているんです。まぁ数センチで済んだので良かったとも言えますが。

さて、コレはどういうことか。冒頭で欧州車のメッキモールは正確にはメッキではなく、アルマイト処理されたアルミニウムと説明しました。つまり、アルミの表面にはクリア層などはなく、あるとすればアルマイト処理された層のはず。よって、 磨き過ぎたことでアルマイト処理層が剥げてしまったと思われます。 てっきり一度でも研磨したら生のアルミが露出した状態でどれだけ磨いても変質しないものと思い込んでいましたが、どうやらそんな訳ではないようです。

皆さんもご注意を

エッジ部分が一部剥げました。磨き過ぎに注意です。
いずれにしろ原因は磨き過ぎ。
今回は特に作業性を重視して“当て木”を使ったのが良くなかったのかも知れませんね。剥げてしまったのはメッキモールの中でもエッジの立った部分で、最も力のかかりやすい部分な訳です。つまり、変形しない硬い木を当てて磨いたことでエッジ部分にだけ局所的に力がかかったため、剥げてしまった可能性が高いです。
また、今までコーティングせずに研磨だけで乗り切ってきたため劣化の速度が速く(=磨いてから白サビが出てくるまでの時間が短く)、必然的に磨く回数も多くなってしまいました。つまりたくさん表面を削ったわけで、それも原因のひとつかも知れません。

ただし今回は金属磨きとして一般的なピカールを使って研磨したんですよね。ピカールの番手はおおよそ#4000とのことですから、決して粗い訳でも無く、いわゆる仕上げ磨きレベルの細かさだと思います。それでも剥げてしまうので、荒目の番手から研磨して時間短縮を狙ったやり方は更に剥げるリスクが高いということです。DIYでメッキモール磨きをされている方、ご注意ください。私のようにならないよう…。

まとめ

いかがだったでしょうか。
正直、メッキモール磨きにこのようなリスクがあるとは思いもしませんでした。 DIYでメッキモール磨きをされる方、これから挑戦しようとしている方の参考になればと思います。さて、私は残りの部分も磨かなければなりません。磨き過ぎに注意しつつ作業を進めたいと思います。また作業の進捗についても記事にまとめていけたらと思います。
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