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最強の油膜取りはどれだ?!撥水コートの下地処理について徹底解説

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こんにちは、kamasです。
今回は窓ガラスの撥水コーティングの下地処理について徹底解説していきます。

撥水コーティングの下地処理について徹底解説

皆さんはクルマの窓ガラス、コーティングしていますか?
窓ガラスに撥水コーティングすると、雨の日も視界良好で快適。最近は非常にたくさんコーティング剤が販売されているので、DIYで挑戦しようかな〜と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、窓ガラスのコーティングに大切なのは「下地処理」です。古いコーティング膜や油膜汚れを除去する工程ですね。下地処理がコーティングの出来栄えを左右すると言っても過言ではないため「コーティング前の下地処理について詳しく知りたい」「最強の油膜取りを知りたい」と思っている方も多いのでは?

そこで今回は、窓ガラスのコーティングに必要な「下地処理」について徹底解説していきます。これを読めば“下地処理のやり方”や”必要な洗剤•クリーナー“まで丸分かり!
実際にシュアラスター「ゼロウインドウ リセットプロ」を使ってみた結果もご紹介しています。愛車のCクラスに施行した結果は果たして…?

撥水コーティングで視界確保を


クルマの窓ガラスの汚れって目に付きますよね。特にフロントガラスが「油膜」で汚れてくると、ヘッドライトがギラギラ反射して見にくいので困り物です。

雨降りの日は、更に見にくくなります。ワイパーをかけても「水滴」が滴って視界が悪くなりますよね。



窓ガラスの「油膜」「水滴」…そんな悩みを一発で解決できるのが撥水コーティングです。強固なコーティング膜で汚れから保護するだけでなく、撥水効果もあるので水滴も滴りにくくなります。視界が良くなって快適に運転できるのでオススメですよ。

そんな撥水コーティングですが、今やたくさんのコーティング剤が市販されています。DIYでコーティングに挑戦しようと思っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
ところが、意外な落とし穴があるのです。それは「下地処理」です。

撥水コーティングは下地処理が命!


撥水コーティングは①下地処理②コーティング剤塗布③乾燥の3つの工程があります。
下地処理でガラス表面をキレイして、コーティング剤を塗って乾燥させる…当然のように聞こえますが、実際にコーティングするときに「下地処理」を疎かにしがちなんですよね。


下地処理をせずにコーティングしてしまうと、ガラス表面が汚れた状態のまま、その上から新しいコーティング膜が形成されることになります。それではコーティングが上手く密着しなかったり、汚れが落ちにくくなったりと色々な不具合が生じてしまいます。


そのため、撥水コーティングの出来栄えを左右するのは「下地処理」と言っても過言ではありません。つまり、撥水コーティングを上手く施工するには、正しい「下地処理」の方法を理解することが大切です。

下地処理の正しいやり方とは?


「下地処理」とは、ガラス表面の汚れを除去してキレイな状態にする工程です。つまり、ガラス表面に付着した色んな汚れに対して、正しい方法で除去しなければなりません。

汚れの種類によってやり方が異なるので、ここでは汚れの種類別に汚れの除去方法とその原理について解説していきたいと思います。



ガラス表面に付着する汚れは、ザックリと「油膜」「ウォータースポット(水垢)」「古いコーティング膜」の3種類に分けることができます。それぞれについて順に解説していきますよ。

油膜の落とし方


「油膜」とは、読んで時の如し“油の膜”。ガラスの表面に薄い油の膜が一枚張った状態になっている訳です。
この「油膜」がガラスに付着すると光が乱反射するため、ギラギラして視界が悪くなってしまいます。夜中にヘッドライト光がギラギラして見にくい、と言う経験をされた方も多いのではないでしょうか。

排気ガスや雨水に含まれる油系の汚れや、ボディに付いていたワックスなどが原因です。



油膜は通常の水洗いでは除去することができません。油は水に溶けませんからね。
油膜を除去する方法は「①脱脂」と「②研磨」の2つがあります。

①脱脂

脱脂とは、化学的に汚れを分解•洗浄して取り除くことです。つまり、本来水に溶けない油膜を分解して水に溶かし、洗浄する方法です。

まず一般的に「脱脂」で用いられるのは界面活性剤です。難しい名前ですが、平たく言うとお風呂にある石鹸と同じ。界面活性剤は油を水に溶けやすくする効果があります。


しかし、普通の中性洗剤のような界面活性剤では、フロントガラスに付いた油膜を除去できないことがほとんど。その場合は「アルカリ性洗剤」が必要です。
アルカリ性成分は油脂を化学的に分解、更に分解した汚れを水に溶けやすくすることができるので、油汚れの除去には持ってこいです。キッチン掃除に重宝される重曹も同じ原理です。


しかし、「脱脂」だけでは油膜を完全に除去できないことがあります。その場合は、「研磨」による除去が必要です。

②研磨

研磨とは汚れを削り取って磨くこと。つまり油膜を含む汚れをまるごと削り取ってしまおうという訳です。
これにはクレンザーのような研磨剤が必要となります。「いやいや、そんなことしたらガラスまで削り取ってしまうんじゃないの」と感じるかも知れませんが、心配ご無用。ガラスは普通の研磨剤ではほとんど削れません(ガラス自体の研磨に興味がある方は以下記事をご覧くださいね)。
kamas-cars.hatenablog.com


つまり、油膜除去には「界面活性剤」「アルカリ性洗剤」「研磨剤」の3つが有効です。


ウォータースポット(水垢)の落とし方


ウォータースポットと言うとややこしく聞こえますが、いわゆる水垢です。ウロコ、イオンデポジットなどとも呼ばれます。水滴が付いたまま放っておくとリング状の跡が残りますよね。アレがウォータースポットです。


ウォータースポットの原因は、水に溶けている微量のイオン物質です。水に溶けていたマグネシウムやナトリウムなどの成分が、水が蒸発した後も残り続け、ガラスに食い込んで強固な汚れとなって付着してしまうのです。


ウォータースポットは一度付着してしまうと簡単に除去できません。ガラスとウォータースポットは化学的に結合した状態であるため、普通の洗剤では全く歯が立たないのです。

ウォータースポットに有効な除去方法は「研磨」のみ。研磨剤でゴリゴリ削らないと除去できないんですね。


古いコーティング膜


一度コーティングしたガラスに再度コーティングする時は、古いコーティング膜を除去する必要があります

なぜなら古いコーティング膜は均一ではなく、場所によって厚みが違うからです。よくあるのがワイパーの可動範囲だけ剥げているパターン。窓ガラスの端っこはきちんと撥水しているのに、ワイパーが届く範囲だけ撥水していない…と言うのは良くあると思います。

想像できると思いますが、コーティング膜は簡単には取れません。古いコーティング膜の除去には「研磨剤」が有効です。


ゼロウインドウ リセットプロのレビュー


今回は油膜取りの商品紹介として、シュアラスターから販売されている油膜取り「ゼロウインドウ リセットプロ」をご紹介したいと思います。

シュアラスターといえば洗車用品メーカーの代表格とも言える名の知れた老舗です。私もワックスや洗車用スポンジなど、たくさんのシュアラスターの商品にお世話になっていますよ。

「ゼロウインドウ リセットプロ」はガラスに付着した油膜、ウォータースポット、古いコーティング膜を除去し、良好な視界を復活させる商品です。撥水コーティングの下地処理に最適ですね。

そしてこの「ゼロウインドウ リセットプロ」は、“クルマのSNS”である「みんカラ」で、ガラス•ウインドウケア部門のパーツレビュー1位を取ったこともある超実力派。油膜取りが各社商品を販売されている中で、間違いのない選択肢と言えるでしょう。

使用方法は?


使用方法は以下の通り。

  1. ガラスの汚れを洗い流し、水滴を拭き取る。
  2. ボトルをよく振り、スポンジに適量取る。
  3. 液剤が乾かないよう足しながら、磨く。
  4. 十分に水で洗い流し、水滴を拭き取る。
作業のポイント

施工のポイントは、ムラなく隅々まで磨くこと。一気に全面をムラなく磨くのは難しいので、30cm四方を目安に施工するとやりやすいですよ。

また、磨けたかどうか?の判断ポイントは「液剤が弾かなくなったらOK」です。古いコーティング膜が残っていたり、汚れが除去できていない状態では水を弾くのですが、本来キレイなガラスは水を弾きません。水や液剤を弾かなくなったら、キレイなガラス面になったと判断していいでしょう。

何が入っている?成分とその効果


「ゼロウインドウ リセットプロ」に入っている成分と、その効果は以下の通り。
微粒子研磨剤
 ⇒油膜/ウォータースポット/古いコーティング膜除去
界面活性剤
 ⇒油膜除去
アルカリ剤
 ⇒油膜除去

ガラスに付着する主要な汚れは全て対応できる内容になっています。これなら頑固な汚れも落とせそう。



実際に使ってみたよ!

さて、実際に「ゼロウインドウ リセットプロ」を使ってみました。

箱を開けるとこんな感じ。本体のボトルと、専用のスポンジが付属していました。わざわざ別でスポンジを用意する必要がないのは便利ですね。

スポンジは柔らかい面(黒い方)と硬い面(グレーの方)があります。施工に使うのは柔らかい方です。

専用のスポンジが付属しています。黒い方が柔らかい面、グレーが硬い面です。施工に使うのは黒い柔らかい方です。

今回施工するのは愛車のメルセデスベンツCクラス(W205)。だいぶ前にガラコを施行したっきり(しかも磨き無しの重ね塗り)、もうしばらくは磨いていません。窓ガラスのメンテナンスは長らくサボっています。

今回施工するのは愛車のCクラス。窓ガラスのメンテナンス、しばらくしてないなぁ…。
施工前

施工は説明書きの通りに進めていきます。
まずは施工するガラス面の汚れを水洗いで落としてキレイにしていきます

ちなみにゼロウインドウ リセットプロを施工する前は、こんな感じである程度は撥水しています。コーティングが剥げているのでしょう、場所によって撥水具合が違います

施工前はこんな感じです。なんだかんだ撥水していますね。
ところがよく見ると撥水具合が場所によって違います。ワイパーの可動範囲だけコーティングが剥がれたものと思われます。
端っこの黒い部分は水垢がよく目立ちます。頑固でなかなか取れません。
いざ施工!

汚れが落ちたら、いよいよ研磨です。
スポンジに液剤を適量取って、ガラスを磨いていきます。スポンジは柔らかい方を使いましょう。説明書通り、30cm四方ぐらいを目安に磨いていくとやりやすかったですよ。

まずはボトルをよく振ってスポンジに適量取ります。これぐらいで30cm四方は十分磨けます。
30cm四方を目安に磨いていきます。そんなに力を入れなくてもちゃんと磨けます。
施工後

磨いた後は水で研磨剤を洗い流して、水を拭き取ります。磨き終わった後は水が濡れるようになります。古いコーティング膜や油汚れが落ちた証拠です。

どれどれ、水をかけてみると…一目瞭然!めっちゃ濡れてるやん!!30cm四方を磨くのに要した時間はわずか数分。それでもこれだけ効果がわかるのはすごい。

30cm四方だけ施工した後に水で洗い流してみるとこんな感じに!!磨き終わった所は汚れやコーティング膜がなくなって水に濡れるようになります。

端っこの方にあった水垢も落ちています。

端っこの方に目立っていた水垢も落ちています。


全部磨き終わるとこんな感じ!ちゃんとフロントガラス全面が水で濡れています。

施工後は全体が水に濡れるようになります。

フロントガラス全体を施工するのにかかった時間は10〜15分ぐらいでしょうか。思ったよりも力を入れなくとも磨けるので、腕がパンパンになることもありません。
今までピカールなどの研磨剤で磨いていましたが(多分良くないので真似しない方がいいですよ)、やっぱり専用品の方が遥かに使いやすいですね。素直に買うべきでした。


そんな訳で初めて使ってみた「ゼロウインドウ リセットプロ」ですが、かなり使いやすい印象です。オススメですよ。


まとめ

いかがだったでしょうか。
フロントガラスの汚れってちゃんとした方法で除去しないと悪化させてしまうケースもありますので、是非この記事を参考にしていただけるとありがたいです。


「ゼロウインドウ リセットプロ」のレビューもいかがだったでしょうか。個人的にはかなりオススメです。やっぱり専用品を使うのが一番ですね(今までケチってピカールでやってましたが)。そしてやはりシュアラスターの商品は、使い勝手が良いです。是非使ってみてください。


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