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ベンツAクラスがぶっ壊れた!?コントロールユニットまで交換するハメに

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先日、愛車のベンツAクラス(W177)が故障しました。
結果的に不具合が不具合を呼ぶ形になり、なかなか複雑な故障を経験するハメになってしまいました。
同じ経験をされた方は少ないと思いますが「こんなこともあるんだな」ぐらいの気持ちで読んでいただければと思います。同モデルにお乗りの皆さんの参考になれば幸いです。

我が家のAクラスの詳細情報

今回故障したAクラスの詳細情報です。

●車種
メルセデスベンツ Aクラス
A180 スタイル
●型式
2018年製 W177
●ボディーカラー
ポーラーホワイト
●オプション
AMGライン
レザーエクスクルーシブパッケージ(チタニウムグレー)
ナビゲーションパッケージ
レーダーセーフティパッケージ

走行距離は34,000kmほどです。

起きたことを時系列にまとめてみた

今回の故障は色々な因子が絡み合ってちょっと複雑な内容となっています。
まずは時系列で起きたことをまとめてみました。

  1. エアコンの風量調節ができない不具合が発生
  2. ディーラーに入庫
    (圧力センサー交換、プログラム更新)
  3. 修理直後に不具合多発
    (エアコン不調、外気温がおかしい、アイドリング不安定)
  4. ディーラーに再入庫
    (圧力センサー再交換、エアコンガス再充填、コントロールユニット交換)

それではそれぞれ詳細を解説していきます。

事の発端はエアコンの不調

事の発端はエアコンの不調でした。具体的にはエアコンの風量調節ができない、という症状でした。

エアコンの風量が調節できない

Aクラスのエアコンは下写真に示すパネルスイッチで操作するのですが、風量調節ボタンを操作しても風量が変わらない…という不具合が発生しました。

エアコンの風量が調節できない不具合が発生しました。

ただしこの不具合は一回発生しただけで、その後エンジンを切って再始動したら問題なく動作するようになりました。
しかし、たった一回きりとは言え不具合が発生したのは事実。いつ再発してもおかしくありません。なるべく保証期間中に膿は出し切っておきたいとの思惑もあって、正規ディーラーへ入庫して修理してもらうことにしました。

ディーラーに入庫(1回目)

修理①:圧力センサー交換

ディーラーにおける診断の結果、明らかな故障箇所は見られないとのことで、とりあえず圧力センサーを交換して様子見となりました。

保証期間中なので負担はゼロですが、本来であれば部品代で14,630円

修理②:プログラムの更新

圧力センサーの交換と同時に、プログラムの更新も行なってもらいました。“風量調節ができない”と言う症状に対して、制御系の異常を疑っての対応かと思います。

ただし修理後の引き渡し時に担当者から「プログラム更新の際にエラーコードが出ましたがリセットで消えた」とちょっと気になる一言が。とりあえず直ったとのことで引き取りました。
が。今思えばこのエラーコードが大不調の前兆だったのです。

修理後におかしくなった!

ディーラーで修理後、車を引き取って帰宅する途中、明らかな異常に気付きました。結局家に帰らずそのままディーラーへトンボ帰りするハメに…。その異常とは?

不具合①:温度表示がおかしい

ちなみにこの一連の出来事は9月ごろの話。下の写真を見て何か気付きますでしょうか…?

9月ごろの画像。何かがおかしいのが分かりますか?

分かります?

外気温は39.5℃を指していますが、実際は20〜25℃ぐらい。明らかに高すぎます。

外気温表示が39.5℃を指していますねiPhoneを確認すると気温は23℃明らかに高すぎます。

こんな症状、入庫前はなかったのに。「ディーラー引渡し前に動作確認したんかいな?」とちょっとしたモヤモヤを抱きながらディーラーへトンボ帰り。
担当者から謝罪を受けつつ、ディーラーでもう一度診てもらうことに。

不具合②:エアコン不調

ディーラーでの再診断の結果、エアコンの風量が調節できない症状が再現したとのこと。さらにA/Cが効かないこともある模様。全然直ってないやないかい。

不具合③:アイドリング不安定

さらにもう一つ、アイドリングの回転数も不安定になったとのこと。当然、こんな症状は入庫前はありませんでした。…さては壊したな?

一旦引き取りすることに


結局、エアコン風量が調節できない症状も含めてコレらの症状は全て「プログラム更新」の時に上手く読み込んでくれなかったことが原因なんだそう。で、やっぱりプログラム更新の時に出たエラーコードが怪しいとのこと。

今後の修理としてはコントロールユニット自体を新品に交換、プログラムを再読み込みしてインストールするというもの。
入庫前にはなかった症状も含めて3つの不具合が一気に発生して非常に不安&不満でしたが、コントロールユニットの納入や代車の都合で後日入庫することになり一旦引き取り。

次の修理までの間、壊れたAクラスで過ごした訳ですが…
車って制御系が狂うとこんな感じになるんだなと体感しました。ほんとにぶっ壊れた感じ。
エアコンの風量が大きくなったり小さくなったり不安定だし、アイドリングも「エンストする?」と言うぐらい不安定だし…。外気温は元に戻ってました。よく分かりません。
昨今の電子制御モリモリの車で制御系に支障をきたすと、大変なことになるんだな〜と改めて感じました。

ディーラーへ入庫(2回目)


コントロールユニットが納入されたとのことでディーラーへ再入庫です。丸一日預かってもらいました。次こそは頼むぞ…。(以下に示す金額は作業明細から拾っています。実際は保証修理で負担はゼロです。)

修理①: コントロールユニット交換

まずは今回の目的であるコントロールユニットの交換です。
コントロールユニット本体のお値段が39,380円、プログラムの読み込み作業で13,321円。まぁまぁなお値段です。

修理②:エアコンガス再充填

念のためエアコンガスを一回抜いて再充填したとのこと。作業料で11,418円でした。

修理③:圧力センサー再交換

1回目の入庫時に交換した圧力センサーですが、再度交換してくれたようです。お値段は部品代で14,630円、工賃で3806円

症状は完治


以上の修理をしてもらってAクラスを引き取り。色々とぶっ壊れていたAクラス全ての症状が完治しています。やはり1回目の入庫時にプログラムの読み込みが上手くいかなかった事が主な原因だったようです。
1回目の入庫も含め、一連の不具合でかかった修理費は総額で97,188円。やっぱり保証は付けるべきですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
隅々まで電子制御された昨今の車においてはプログラム制御は大切だな…と身をもって感じました。
今回は保証修理のため負担ゼロですが、実際に負担するとなると修理費は決して安くない金額。しかも最初のキッカケはエアコン風量が1回だけ調節できなかった…という些細な出来事だったため、ホントに気付けて良かったなと感じています。

ベンツのお乗りの方、保証期間中はちょっとでもおかしいな、と感じたら即刻ディーラーに入庫することをオススメします。今回のようにぶっ壊れされる可能性もありますがね…。