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ベンツAクラスはしょぼいって本当?ベンツオーナーが正直に解説

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ネットで「ベンツAクラス」と検索すると予測変換で「ベンツAクラスしょぼい」と出てきました。Aクラスオーナーの私からするとちょっと悲しいワードではありますが、確かにAクラスに対して否定的な意見が多いのも事実。

一方、ベンツに乗ったことない人がイメージだけで語っているケースもあるので、どの意見が本当なんだろう?と疑問に思いますよね。「Aクラスって実際はどうなの?」「Aクラスのリアルな評価が知りたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は…

  1. Aクラスの弱点
  2. Aクラスの気に入っているところ
について、ベンツの上位モデルや他メーカーの車と比較して解説していきます。コレを読めばAクラスのリアルな評価が分かりますよ。
AクラスとCクラスを所有しつつ、Bクラス、Eクラスにも乗ったことがあるベンツオーナーが、Aクラスに1年半乗って感じたことをまとめてみました。

「ちなみにBクラスはどうなの?」「何でBクラスも槍玉にあげられるの?」と疑問に思った方は以下の記事をご覧下さい。Bクラスについても色んな視点で解説しています。
kamas-cars.hatenablog.com


ベンツのラインナップ


メルセデス・ベンツと言うと“高級セダン”のイメージが強いかも知れませんが、今は非常に幅広い車種ラインナップを取り揃えています。

ベンツは主にエントリークラスから順にAクラス、Bクラス、Cクラス、Eクラス、そしてフラッグシップのSクラスと5つのセグメントに分かれています(更にその上にマイバッハがありますが)。
さらに各セグメントごとにセダンやSUV、クーペやステーションワゴンなど各ボディ形状のモデルがラインナップされています。

ベンツの車種名は英字1〜3文字ですが、頭の2文字はボディ形状を、末尾はセグメントを表しています。
例えばAクラスのSUVであれば、SUVであることを示す「GL」とセグメントを示す「A」を合わせて「GLA」となる訳です。

2023年1月現在のメルセデス・ベンツのラインナップは、マイバッハやBEVのEQブランドを含めると実に37モデル!非常に幅広いラインナップですね。
そんな中で今回スポットを当てるのはエントリークラスのAクラスメルセデス・ベンツの中では最も低価格なモデルです。「しょぼい」との声すら聞かれるAクラス、その実力と評価は果たして…?

我が家のAクラスの詳細情報

今回評価するAクラスの詳細情報です。

●車種
メルセデスベンツ Aクラス
A180 スタイル
●型式
2018年製 W177
●ボディーカラー
ポーラーホワイト
●オプション
AMGライン
レザーエクスクルーシブパッケージ(チタニウムグレー)
ナビゲーションパッケージ
レーダーセーフティパッケージ

Aクラスの弱点


Aクラスを購入してから1年半乗ってみて、弱点と感じる部分をご紹介していきます。
これまでAクラス、Bクラス、Cクラス、Eクラスと4つのモデルに乗ったことがあるベンツオーナーが“Aクラスは他のベンツに比べて何が違うのか?”と言う視点で見ていきたいと思います。

電動リアゲートじゃない


普段乗っていて最も不便を感じるのは「電動リアゲートじゃない」と言うこと。
BクラスやGLAなど他のベンツには電動リアゲートとしてフットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)を付けることができますが、Aクラスにはそのオプション設定がありません
ベンツ以外のメーカーを見渡しても、たしかに電動トランクを装備したBセグメント車は少なく、思いつく所ではBMWの1シリーズぐらいでしょうか(他にもあったらすいません)。

ただワンタッチで開けられる電動リアゲートの便利さを味わってしまうと、どうしても不便を感じてしまいますね。

ステアリングの位置調整が電動じゃない


2つ目の不満点は「ステアリングの位置調整が電動じゃない」と言うこと。コレはAクラスだけでなくBクラスも同様です。

Aクラスにもステアリング位置の調整機能はありまして「チルト・テレスコピックステアリング」を備えており、ステアリングの上下・前後位置は調整できるようになっています。
ただしAクラスはコレが電動ではなく手動なのです。「別にそれは手動でも良くない」と思われるかも知れませんが、実は電動だとメモリー機能やイージーエントリー機能も付帯するんですよね。

特にメモリー機能は、一台を家族複数人で乗り回す我が家にとっては非常に便利。Cクラスでは、ボタンひとつであらかじめ登録したところにシートとステアリング位置、ドアミラーの角度まで動いてくれるのでとても便利です。
しかしAクラスの場合、チルト・テレスコピックステアリングが手動なのでメモリー機能が使えません。記憶できるのはシート位置とドアミラー角度だけ。

Aクラスのメモリー機能はシート位置とドアミラー位置のみ。ステアリング位置は手動調整です。

毎回ステアリングの位置を手動で調整するのはちょっと不便なので、是非とも電動にしてほしい所です。

ドアサッシュ部分が金属丸見え


3つ目の不満点は「ドアサッシュ部分が金属丸見え」であると言うこと。
Aクラスのドアサッシュ部分を中からも見るとこんな感じ。

ボディの白い金属が丸見えの構造で、ちょっと安っぽく思えてしまうんですよね。本来ならここはサッシュテープでカバーする部分なのかな?Cクラス以上の車種ではここがちゃんと黒色になっているのでちょっと気になってしまいますね。

内装に未塗装プラスチックが多い


普段使っていて不満を感じるほどでもないですが、「内装に未塗装プラスチックが多い」ことも弱点と言えます。

例えばパワーウインドウのスイッチや、ライト類のスイッチなど。ここはAクラスは未塗装の樹脂ですが、Cクラス以上では金属調に塗装されています。

パワーウインドウスイッチなども未塗装の樹脂が用いられています。

他にはセレクトレバーやウインカーレバーも安っぽい印象を受けるかも。上位車種ではココはシルバーの装飾があったと思います。

ウインカーレバーも未塗装の樹脂。上位モデルはここがシルバーの装飾があったと思います。

全体的に俯瞰して見ると気になりませんが、Cクラス以上のベンツに比べてしまうとプラスチックが使用されている箇所が多いのが気がなります。

エンジン音がよく聞こえる


乗り心地の面で気になる所は、上位車種に比べて「エンジン音がよく聞こえる」ことでしょうか。
私は「エンジン音がよく聞こえる=スポーティ」と感じるタイプの人なので、正直なところ弱点とは感じていませんが、一般的には敬遠されるポイントだと思います。

だいたい2000〜2500回転あたりから、明らかに室内に入ってくるエンジン音が大きくなります。特にスポーツモードにすると一気に「やる気」のあるサウンドになりますよ。

一定速度で走行するとだいたい回転数1000〜2000回転ですからエンジン音が気になることはありませんが、街乗りでストップ&ゴーを繰り返すシーンでは頻繁にエンジンが唸る音が聞こえます。長時間続くとちょっと疲れるかも知れません。

後ろ姿が可愛い


コレは完全に好みの問題ですが、後ろ姿が可愛すぎるような気がします

どうでしょう。前面から見た印象はイカつくてスポーティな印象ですが、後ろから見るとちょっと“癒し系”な印象を受けますよね。特にテールライトが優しい表情。

また、AクラスとBクラスはハッチバックであるのに対し、ベンツの大半はセダン、クーペやSUVどうしてもハッチバックだと大衆車らしいシルエットになってしまいます。

Aクラスの気に入っている所

ココまでAクラスの弱点について解説してきました。他のベンツに比べると劣っている部分があるのも事実。
しかし、Aクラスオーナーである私は当然の事ながらAクラスのことを気に入って購入した訳です。
ですからAクラスの気に入っているところについても少しだけ綴らせてください。ライバルひしめくBセグメント車の中でAクラスを選んだ理由は…?

内装のデザイン


コレはベンツ全般に言える事ですが、内装は高級感溢れるデザインでとても気に入っています。

ジェットエンジンのタービンをイメージしたエアコン吹出口がスポーティな印象です。ピアノブラックとシルバーのコントラストが気に入っています。

アンビエントライトもカッコ良い!色んな色に変えることができるのも良いですね。

他メーカーのライバル車に比べるとやはり内装の高級感は高いと感じます。
また、ベンツの中でもAクラスは特に若年層向けのデザインであるため、上位車種であるCクラスやEクラスよりも派手な印象。人によっては「Aクラスのデザインの方が好き」と言う人もいるかも知れません。

安全装備が充実


Aクラスはベンツのエントリークラスですが、安全装備は最上位モデルであるSクラスにヒケを取らないほど充実しています。

特に運転支援システムの技術は最先端。他にも横滑り防止装置など様々な機能があります。詳細は以下の記事を読んでください。
kamas-cars.hatenablog.com

最廉価モデルのAクラスですが、安全装備は他のベンツに比べて特に劣っている訳ではない、と言うのは大きな魅力と感じています。

テキパキ走る


コレは人によっては長点とも弱点ともなり得るポイントですが、テキパキと元気よく走るのは個人的に気に入っています。
一般的に「ベンツ」と聞くと高級車、すなわち揺れが少なくて静かで快適な乗り心地をイメージされる方が多いと思います。確かに上位車種になるほどその傾向が強く、Eクラスは非常に優雅な乗り心地でした。

ハッキリ言ってAクラスは他のベンツに比べて明らかに足回りが硬く、エンジン音も大きく聞こえます。その分、上位車種よりもテキパキ走るので“運転する楽しさ”を味わえます。

それを”運転する楽しさ“とポジティブに捉えるのか、”乗り心地が悪い“とネガティブの捉えるのかは人によるかと思いますが、個人的にはAクラスのやや硬めの乗り心地が気に入っています。

Aクラスは”しょぼい“のか?


今回のお題「Aクラスはしょぼい」は本当か?の結論ですが
言うほどしょぼくない!
むしろみんなに乗って欲しい!
という結論にしたいと思います(オーナーの贔屓も含めて…ですね)。

もちろん最廉価モデルですから、メルセデス・ベンツの上位モデルに比べると劣る点はあります。しかし重箱の隅を突けば出てくる程度であり、買って後悔する事はないのでは?と思います。
一方で、Aクラスは上述したように“ベンツ”と聞いて想像するような「いかにも高級車」な乗り心地ではなく、スポーティに元気よく走るキャラクターですから、購入される際は一度試乗されることをお勧めします。

上質なBセグメント車に乗り換えたいとお考えの方、一度Aクラスを検討してみてはいかがでしょうか。

中古車も是非ご検討を

具体的に購入をお考えの方、中古車も視野に入れて検討されることをオススメします。

中古車をオススメする理由は…
  • 新車に比べると圧倒的にお値打ち
  • 新車登録3年以内なら新車同様の保証に加入可能
  • 新車は装備が改悪されているケースも

新車に比べると圧倒的にお値打ち

(以下は2023年1月時点の情報です。価格などは変動する可能性がありますのでご承知おきください)
Aクラスを新車で買おうとするとまぁまぁ良いお値段になります。A180の本体価格が440万円、それにナビ、AMGライン、フロアマット、ETCを付けたら諸経費なしでも新車だとざっと500万を超えますね。
一方で中古車市場に目を向けると、Aクラス(W177)の相場は最安値で250万円〜。AMGラインをつけたA180で1年落ち、1万キロ以内の中古車なら概ね350万円ぐらいから狙えます。

お値打ちにAクラスを狙いたい!とお考えの方は是非中古車も視野に入れてみては?下のボタンにからご希望の条件に合ったAクラスの中古車を探せます。

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新車登録から3年以内なら新車と同じ保証が付けられる

中古車は故障が怖い…と感じる方も多いかと思います。しかし、メルセデスベンツの場合は新車登録から3年以内であれば「メルセデスケア」という保証サービスが受けられるため、大きな故障でも基本的に無償で修理できます。コレは認定中古車じゃなくても、正規ディーラーに行ってメルセデスケアの継承手続き(有償)を行えば受けられるサービスです。
さらに初回車検までに申し込めば、メンテナンスプラスや保証プラスなどの正規ディーラーが展開する保証サービスにも加入できますよ。
kamas-cars.hatenablog.com

認定中古車じゃなくても、手続きを踏めば新車同様の保証サービスを利用できるのは嬉しいですよね。

新車は装備が改悪されるケースも


近年、半導体不足で装備の削減のための仕様変更がなされています。メルセデスベンツでは主にA〜Bクラスファミリーの車種を中心に、パワーシートの廃止などが進められています。そのため、新車を購入したけど納車されたらパワーシートが付いていなかった…というケースもあるようですよ。

その点、中古車であれば現車そのものを確認できるため「思ってたんと違う」を防げる訳です。装備の有無などの細かな仕様まで自分の目で見て選べるのは大きな利点だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
メルセデスベンツのエントリークラスであるAクラス。否定的な意見も聞かれるし、確かに上位モデルのベンツに比べると劣る部分もありますが、実際に目で見て手で触れてみるときっと質感の高さに驚くと思います。

Bセグメントの枠を超えた充実した装備やデザイン性の高い内装など、色んな魅力が詰まった一台。是非検討してみてはいかがでしょう。

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