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【ベンツで検証】欧州車のメッキモール ピカールでどこまでキレイになる?

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こんにちは、kamasです。
今回はメッキモールの白サビをピカールでどこまでキレイにできるかベンツで検証してみました!

ベンツのメッキモール ピカールで磨いてみた

欧州車にお乗りの皆さん、メッキモールの白サビ対策どうしてますか?油断するとすぐに目立ってくるので厄介ですよね。また、各メーカーからメッキモール専用のクリーナーが販売されていますが、「どれが良いのか分からない」「もっと安くて良いクリーナー無いの?」と思っている方も多いはず。
そこで今回は愛車のベンツCクラス(W205)を実験台に、メッキモールを「ピカール」で磨いてみました!果たして安い汎用の金属磨きでベンツのメッキモールがキレイになるのか?実際に検証してみました。

メッキモールの白サビの原因


皆さん、街中でよく見かけるベンツ•BMWアウディなどの欧州車の窓枠をじっくり見たことはありますでしょうか。メッキに白い斑点(白サビ)が浮き出ていることに気づかれた方も少なくないはず。しかも、そこそこ新しい個体でも結構な頻度で白サビが発生しているんです。

メッキモールの白サビは輸入車においてよく見られる現象ですが、国産車ではほとんど見かけませんよね。どうやらその違いは材質にあるようです。


材質の違い

国産車•外車問わず、メッキ部品はよく使われていますね。金属調の装飾を施すことで豪華に見えるので、グリルやバンパーなど様々な部品に用いられます。
しかし、一般的なメッキ部品と、欧州車のメッキモールをよく見比べるとちょっと見た目が違うことに気付きます。一般的なメッキ部品は煌びやかな鏡面光沢であるのに対し、欧州車のメッキモールは控えめな光沢です。

国産車に使われる一般的なメッキ部品は鏡面光沢です。ベンツにもドアハンドルなどに使われています。
欧州車のメッキモール。鈍い光沢です。

その理由は、以下のように材質が異なるからです。

  1. 国産車のメッキ部品⇒メッキしたプラスチック
  2. 欧州車のメッキモール⇒アルマイト処理したアルミ

欧州ではギラギラした見た目が嫌われる傾向にあるため、メッキではなく、あえて鈍い光沢のアルミが採用されるようです。


メッキに比べてアルミは湿度に弱い

さて、欧州車のメッキモールは正確にはメッキではなく、「アルマイト処理されたアルミ」であることが分かりました。どうやらコレが白サビの原因のようで…。

主に国産車に使われるメッキ部品の表面は、強固な金属層が単独でガッチリと形成されており、中のプラスチックを保護している状態です。メッキで形成された金属層は大気中での酸化•変色に強く、ちょっとやそっとでは腐食は起こりません。
一方、「アルマイト処理」とはアルミニウムの表面に酸化アルミニウムの薄い皮膜を形成させる処理。つまり、母体材料であるアルミニウムに電気を流して表面だけ溶解し、酸化アルミニウムの皮膜を形成させることで耐食性を付与しているんです。しかし、アルマイト処理を施したとしても、水がかかった状態で放置すると「水和酸化アルミニウム」という白色の腐食物ができてしまう。コレが白サビの正体なのです。

つまり、欧州車のメッキモールに雨や湿気などの水が付着したまま長時間ほっておくと、アルミニウムの一部が化学変化して腐食生成物である白サビ(クスミ)ができてしまう、というメカニズムのようです。

白サビを除去するには

欧州車のメッキモールの正体は“アルミの白サビ”であることが分かりました。コレを取り除くにはどうしたらいいんでしょうか。

白サビの除去方法は研磨のみ


調べてみたところ、いわゆる赤サビであれば“サビ落とし“で対処できますが、アルミの白サビは研磨するしか対処法が無いようです。
一般的なサビ落としの原理は、赤サビを溶かすことで除去するもの。アルカリ性の赤サビに対して酸性のサビ落としを反応させ、溶かして除去するようです。
ところがアルミにできた白サビの場合、腐食した部分もアルミ、腐食していない部分もアルミですよね。ですから腐食したアルミにだけ反応する、というサビ落としが存在しないのです。したがって、アルミの白サビを落とすには、白サビを削り取って研磨するしか無いのです。


ピカールでも行けんじゃね?

さて、メッキモールの白サビは研磨するしかないことが分かりました。ここで普通のベンツ乗りの方であれば、メッキモール専用のクリーナーや、アルミ用のコンパウンドを買いに行くことでしょう。しかし、我が家は一馬力のサラリーマン。まずは家にあるもので何とかしたいところです。
そこで目に入ったのがピカール

何年前に買ったかも忘れたピカールが家にありました。今回はコイツで磨いてみます。

家庭用の汎用金属磨きとして、日本磨料工業株式会社より販売されている商品です。ホームセンターなどでも手に入る、身近な商品ですね。実はコレとんでもないロングセラーで、液状の金属磨き「ピカール液」としては昭和24年(1949年)から販売されているんだそう(!)。実家の仏壇磨きがコレだったなぁ〜と懐かしい方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。今回はベンツのメッキモールをこのピカールで磨いていきたいと思います!


ピカールはアルミも研磨可能

ピカールの説明書きを見てみましょう。

用途に適するものとして、“真ちゅう、銅、ステンレス、アルミ、錫、鉄などの金属、およびプラスチック類”とありますから、メッキモールのアルミも研磨できますね。

ピカールの成分は「アルミナ系鉱物=研磨剤、脂肪酸、灯油」。メッキモール専用クリーナーとして販売されているものもほとんど同じ成分でしたから、ピカールでも行けるはず。調べてみると、ピカールの研磨剤は3μmとのことで、番手で言うと#4000ぐらい。“金属磨き”と言うぐらいですから、白サビを削り取るにはちょっと細かすぎる気もしますが…。さぁやっていきましょう!


実際にピカールで磨いてみた

前置きが長くなってしましました。実際にベンツのメッキモールをピカールで磨いてみました。

検証に使用したクルマ


●車名
メルセデスベンツ Cクラス C200 アヴァンギャルド AMGライン
●年式/型式
2015年2月度登録車両/W205前期
●オプション
・レーダーセーフティパッケージ
・レザーエクスクルーシブパッケージ
・エアーバランスパッケージ
・有償ボディカラー(ダイヤモンドホワイト)

用意したもの

メッキモールの研磨に使用したものは以下の通り。
ピカール

②スコット ショップタオル
ピカールを付けて磨くためのクロスとして、今回はコレを使用しました。使い捨てでガシガシ使える割に強度があるので、使い勝手◎です。

③マスキングテープ
メッキモール周りにコンパウンド液が付着しない様に養生した方がベターです。マスキングテープを使いましょう。

果たしてキレイになるのか?!

まずは磨く前の状態。

白サビが大量に出まくった状態のメッキモール。

白サビが出まくっていますね…。我が家はカーポートすらない青空駐車ですから、日射•熱•雨などに容赦なく晒される環境です。検証するにはもってこいの状態です。

メッキモール周りをマスキングテープで養生したら…

メッキモール周りをマスキングテープで養生します。

クロスにピカールを少量付けていざスタートです。

クロスに適量のピカールを取って…

この10〜20cmほどの範囲を5分ほど磨き続けた結果…

ひたすら根気よく磨いていきます。

こうなりました!

ピカールで磨いたところだけピカピカになりました!!

研磨前後で比べるとこんなに違います。どうでしょう?

研磨前後で比べると結構キレイになったのがお分かりいただけると思います。

ピカールでも時間をかければ、そこそこキレイになるということが分かりました!!今回は時間の都合で全部はできませんでしたが、全部やるとなるとかなり気合と根気が入りそうです。


持続性はどう?

今回磨いたところが果たしてどれぐらいキレイな状態を維持できるか?も気になるところ。正直、持続性に関しては期待できません。おそらく数ヶ月で白サビが発生するものと予想されます。
アルミの性質上、空気中に放置するだけでも薄い自然酸化皮膜が形成されるらしいですが、生産の段階でわざわざアルマイト処理した状態でも白サビが発生してますから、磨きっぱなしで放置すればおそらく再発するでしょう。

何か良いコーティング剤(できれば安いやつ)があれば、別途レビューしたいと思います。


まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は一部分だけの施工のため心が折れることもありませんでしたが、全部をキレイにするぞ!という時には相当な気合と根気が入りそうです。とは言え、メッキモールがキレイになればクルマ全体がパリッとした雰囲気になるのも間違いナシ。専用のクリーナー買うのは勿体無い…と感じる方は、ぜひピカールをお試しあれ。欧州車乗りの方や、欧州車への乗り換えを検討されている方の参考になればと思います。



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