ベンツのお乗りの皆さま、車検の時期は迫っていませんか?決して安くないベンツの車検費用、なるべく安く抑えたいですよね。特に正規ディーラーで車検を受けると高額になりがち…しかし知り合いでもない民間整備工場で車検を受けるのはちょっと勇気が入ります。
そのため「ベンツの車検はディーラー以外でも大丈夫?」「正規ディーラーと民間整備工場の違いを知りたい」「ベンツの車検ができる民間整備工場を知りたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は…
- ディーラーと民間整備工場、車検費用はどれぐらい?
- ベンツの車検、ディーラー以外でも大丈夫?
- 民間整備工場の車検はなぜ安い?
- 民間整備工場の見つけ方は?
- ディーラー以外で車検を受けるときの注意点
これを読めば車検整備のクオリティはそのままに、費用をグッと安く抑えることができますよ。ディーラーと民間整備工場の具体的な違いだけでなく、実際にかかったベンツの車検費用も大公開!
AクラスとCクラスの2台を所有するベンツオーナーがこれまでの経験を元に徹底的に解説していきますよ。
- ディーラーと民間整備工場、車検費用はどれぐらい?
- ベンツの車検はディーラー以外でも大丈夫?
- 民間整備工場の車検費用はなぜ安い?
- 民間整備工場の見つけ方は?
- ディーラー以外で車検を受けるときの注意点
- まとめ
ディーラーと民間整備工場、車検費用はどれぐらい?
まずはじめに正規ディーラーと民間整備工場、実際にかかる車検費用がどれぐらい違うのか見てきましょう。実際にかかったベンツの車検費用を大公開!
同時に見積もりした訳ではありませんのでディーラーと民間工場を同列に比較はできませんが、それぞれどれぐらいかかるのか参考になればと思います。
正規ディーラー | 民間整備工場 | |
---|---|---|
車種 | Aクラス(W177) | Cクラス(W205) |
車検費用 | 約17万円※ | 約11万円※ |
内訳 | ||
工賃総額 | 3.5万円(MB2年点検A) | 3.6万円 |
エンジンオイル | 1.2万円 | 0.7万円 |
オイルフィルター | 0.3万円 | 0.1万円 |
ワイパーブレード | 1万円 | 1万円 |
エアーフィルター | 1万円 | 1万円 |
保安確認検査料 | 2.2万円 | 0.7万円 |
代行手数料 | 2.2万円 | 0.7万円 |
登録印紙代 | 0.2万円 | 0.2万円 |
自賠責保険料 | 2万円 | 2万円 |
重量税 | 2.5万円 | 2万円 |
※店舗によって価格は異なります。上記金額はあくまで一例です。
ご覧の通り、整備内容はほぼ同じであるにも関わらず、民間整備工場よりディーラーの方が高額になっています。
ベンツの車検はディーラー以外でも大丈夫?
正規ディーラーより民間整備工場の方が安いなら、そっちで車検を受けたいですよね。でもベンツの車検、本当にディーラー以外でも大丈夫?と思う方も多いはず。
ですが、結論から言うと…
ディーラー以外でもOKです。
民間整備工場でも、ガソリンスタンドでもユーザー車検でも、ベンツの車検を通すことは可能です。
しかし、ガソリンスタンドや格安車検を謳う店舗では最低限の項目しかチェックしてくれません。愛車の状態の診断や、それに見合った消耗品の交換までを完璧にしてくれる訳ではありません。
愛車の状態にあった適切な整備、ベンツ特有の整備まできっちりしてもらうような車検を受けたいのであれば、ディーラーか、もしくはベンツを得意とする民間整備工場に依頼するのがいいでしょう。
民間整備工場の車検費用はなぜ安い?
民間の整備工場でベンツの車検を受けると、数万円もディーラーより安くて済みます。なぜこんなにも安いのか、その理由について解説していきます。
工賃や手数料が割安
一覧表を見て分かる通り、大きな違いは代行手数料や検査料が安いことです。つまり、点検整備に関する費用ではなく手続きをしてもらうのに必要な手数料が安いことが分かります。単純に民間整備工場の方が価格設定が良心的であると言えますね。
さらに、ベンツの正規ディーラーは工賃がかなり高めに設定されています。一般的に国産車のディーラーであれば1時間あたり7000〜8000円ほどですが、ベンツのディーラーはなんと15000円ほど。ざっと2倍ぐらいの価格設定になっています。
それに対して民間の整備工場の場合、店によりますが基本的に工賃は国産車ディーラーと同じか、それより安い価格になっていることがほとんどです。
店によっては作業時間単位ではなく、作業工程ごとに工賃を設定している場合もありますが、ベンツの正規ディーラーより工賃が高いことはほとんどないでしょう。
社外品も積極的に利用
ベンツの正規ディーラーでは基本的に部品や油脂類はメーカー指定の純正品が使用されます。言うまでもなく、ベンツの純正部品の値段はお高めです。
しかし、中には品質が良くて耐久性があり、良心的な値段の社外品もたくさん存在します。ベンツに関する知識や経験が豊富な民間の整備工場であれば、そういった安価で品質の良い社外品も積極的に利用してくれます。したがって、工賃だけでなく部品代もディーラーより安く抑えることができますよ。
状態を診て柔軟に対応してくれる
一般的に正規ディーラーの場合、メーカーが定めた頻度で決められた部品を交換する、いわゆるマニュアル通りの点検整備が行われます。もし仮に交換する必要がない状態、次回車検に回しても良い状態であっても、マニュアル通りに交換されます。
一方、民間整備工場ではメーカーのマニュアルに従う必要がないので、車の状態を診て柔軟に対応してくれます。ベンツに関する知識が豊富なお店であれば交換する必要があるか的確に見極めてくれるので、無駄な整備費用を払うことがなくなるので、安く抑えることができますよ。
民間整備工場の見つけ方は?
「民間整備工場」とひとくちに言えど、自動車の整備工場は日本全国にたくさんあります。そんな中から欧州車に詳しいお店、信頼できるお店を探すのは至難の業ですよね。「そんな車屋なんて知らないよ!」と言う方も多いのではないでしょうか。
それではベンツの車検を安心して依頼できる民間整備工場の見つけ方について解説していきます。
欧州車の整備経験が豊富であること
ベンツの車検を依頼するなら欧州車の点検整備の経験が豊富なお店を選びましょう。
車屋であればどこでもベンツの車検を受けられる…と言う訳にもいかないのが事実。中には“外車お断り”のお店もあることでしょう。
なぜなら国産車とは異なる構造をしている箇所があったり、特殊な工具が必要になるケースがあるためです。欧州車を整備するには特有のスキルが必要になるのです。
したがって、ベンツの車検を依頼する前にお店のホームページなどで欧州車の整備経験が豊富かどうか確かめるようにしましょう。
診断機を保有していること
ベンツの車検を依頼するなら診断機を保有しているお店を選びましょう。
欧州車を点検整備するには診断機が必須です。
何か故障した時のトラブルシューティングだけでなく、部品交換後のエラーメッセージのリセットなどあらゆる作業において診断機が必要になるからです。
隅々まで電子化が進んでいる高年式の欧州車は特に…欧州車を得意とするお店であれば診断機を保有していると思います。
そのため、ベンツの車検を依頼する前に、そのお店が診断機を保有しているかどうか確認しておくことをお勧めします。
そんなお店知らないよ!と言う方は…
ここまでお店を選ぶポイントを解説してきましたが、そうそう簡単に見つかりませんよね。「そんな車屋なんて知らないよ!」と言う方が多いと思います。そもそも個人経営の整備工場だと“一見さんお断り”な雰囲気もあって入りづらいこともありますし…。
そんな方は「buv.LAVO(ブーヴラボ)」に依頼してみてはいかがでしょうか。
「buv.Labo(ブーヴラボ)」はベンツだけでなくアウディ、BMWなどのドイツ車、他にもアメリカ車やフランス車、イタリア車などの輸入車全般を専門とした民間工場です。
ネットで見積もりできる上、提携している全国200社の工場からお近くの店舗に入庫できるのが特長です。“一見さん”でも臆することなく依頼できるのは嬉しいですよね。
2000台以上の輸入車入庫実績を持ち、もちろん各メーカーに対応した診断機も保有していますので、安心して車検を依頼できます。
下のボタンから車検費用がいくらぐらいか見積もりすることができます。
buv.Laboに依頼すれば正規ディーラーより安く、かつ安心して車検をお任せできますよ。ベンツの車検費用を安く抑えたい方、是非上のボタンから見積もりしてはいかがでしょう。
ディーラー以外で車検を受けるときの注意点
ディーラー以外で車検することの注意点について解説していきます。
- 24時間ツーリングサポートが適用外になる
- 雑誌が届かなくなる
- 保証期間外ならディーラー以外でもOK
24時間ツーリングサポートが適用外になる
メルセデスベンツでは「24時間ツーリングサポート」という無料のロードサービスがあります。出先で故障した時の応急処置や最寄店までのレッカー手配などをしてくれるこのサービス、なんとサービス期間は初年度登録から満30年まで!すごいですよね。
しかし、このサービスを受けるには“ 指定サービス工場で3年目以降のメーカー指定点検を受け、必要な定期交換部品を全て交換すること”となっています。
そのためディーラー以外で車検を受けると24時間ツーリングサポートは受けられなくなります。
それどころかディーラーで車検を受けたとしても「バッテリーは次回交換で!」と、ディーラーが提案する整備内容を変更するとその時点でサービス終了。適用条件がかなり厳しいです。
24時間ツーリングサポートを継続して受けたい、という方はディーラーでお任せメニューで車検を受ける必要があります。
雑誌が届かなくなる
その他、ディーラー以外で車検を受ける場合の注意点を強いて言えば雑誌(メルセデスミーマガジン)が届かなくなることでしょうか。
正規ディーラーで指定された点検整備を全て行うと、年に4回ほどベンツの雑誌が届きます。ベンツの新車種の紹介だけでなく、ファッションや旅行なども掲載されたライフスタイルマガジンです。
とは言えサラリーマンである私からすれば、一泊数十万の旅館なんて行けるはずもなく…内容というか価格帯が別次元すぎてあまり参考にならないのが正直なところです。
この雑誌が配布されるのは“ 指定サービス工場で3年目以降のメーカー指定点検を受け、必要な定期交換部品を全て交換すること”が条件となっていますので、ディーラー以外で車検を受けると「メルセデスミーマガジン」は届かなくなります。
また24時間ツーリングサポート同様、ディーラーが提案するメニューを少しでも変更すると雑誌は届きません。実際に私も「バッテリー交換は次回に回して欲しい」とメニューを変更したら雑誌が届かなくなりましたから…。
なんとしても雑誌を読み続けたい!という方はディーラーでお任せ車検を受けましょう(コストが合わない気はしますが…)。
保証期間外ならディーラー以外でもOK
ディーラー以外で車検を受けると「保証が効かなくなるんじゃ?」と不安に思う方が多くいらっしゃることでしょう。しかし保証期間外なら、ディーラーで受けようが民間整備工場で受けようが問題ありません。
ベンツは新車登録から3年間は「メルセデスケア」という新車保証のサービスがあり、修理費やメンテナンス費用が無料になります。しかし1回目の車検を含め、それ以降の点検整備はメルセデスケアの対象外。
したがって1回目(3年目)の車検をディーラーで受けようが民間整備工場で受けようが、それ以降は保証がありません。たとえディーラーで車検を受けたとしても、翌月に故障したら修理費用は基本的に有料です。
ただし「保証プラス」や「メンテナンスプラス」などの延長保証に加入した方はディーラーで車検を受けるようにしましょう。これらのサービスは、ディーラーが指定した内容の点検整備を欠かさず行っていることが適用条件となります。
ですから、民間整備工場で車検を受けたら正規ディーラーに入庫できない…診てもらえない…なんてことはありません。安心して民間工場で車検を受けられますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私もAクラスとCクラス、ベンツ2台を持っていますが、車検や修理はディーラーと民間の整備工場を使い分けて出費を抑えるようにしています。保証期間中のAクラスは正規ディーラー、保証が切れているCクラスは民間整備工場…といった形ですね。
ベンツに強い民間の整備工場を知っておくのは先々絶対に損しませんから、ぜひ「buv.LABO(ブーヴラボ)」に車検を依頼してみてはいかがでしょうか。きっと車検だけでなく今後のカーライフにおいて役立つ時が来ますよ。