こんにちは、kamasです。
今回はアウディA1スポーツバックの内装とエクステリアについて解説していきます。
A1はアウディのエントリークラス。発売から10年が経ち、中古車市場にもたくさんの個体が出回っていますね。更に2018年に新型A1(型式:GB)が発表され、中古車市場に新型が流れ込んだことで旧型となる「8X」はかなりリーズナブルな価格に落ち着いていることから、中古車の購入を考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが内装(インテリア)と外装(エクステリア)の出来栄えですよね。「さすがアウディ!」なのか「う〜んやっぱエントリークラスだね…」となるのか。
そこで今回は代車としてお借りしたのはアウディA1スポーツバックを徹底的に解説していきたいと思います。果たしてプレミアムブランドが造るBセグメントの“小さな高級車”はベンツオーナーから見てどう映ったのか?
アウディA1スポーツバックはどんなクルマ?
アウディA1はいわゆるBセグメントに属するモデル。ゴルフやベンツAクラス、BMW1シリーズなどはCセグメントですから、それよりも小さなクラスですね。アウディの中では最も小さなボディサイズで、同グループのVWポロの兄弟車にあたります。他メーカーのBセグメントと言えば、ミニやプジョー208、国産車ではヴィッツ(今はヤリスですね)やフィット、デミオあたりが該当します。しかし“プレミアムブランド”と呼ばれるベンツ•BMWあたりはBセグメントモデルのラインナップは無いので、アウディA1はある意味貴重な存在です。
そんなアウディA1は2011年に発表。当初は3ドアモデルだけでしたが、5ドアモデルの「A1スポーツバック」が2012年に発表されました。3ドアだとどうしても後部座席にアクセスするためにシートを倒す必要があるのでちょっと不便。その点、5ドアであれば後部座席へのアクセスが容易で使い勝手も良好ですから、スポーツバックは利便性を考慮したモデルと言えますね。
その後2015年にマイナーチェンジ、2018年にフルモデルチェンジを迎え、現在に至ります。
したがって、今回お借りしたのは初代A1スポーツバックにあたります。新車登録から10年が経過し、10万キロを走り抜けた個体ですが、その走りは何ともドイツ車らしいものでした。乗り心地の詳細が気になる!と言う方は以下のリンク先を是非ご覧下さい。
kamas-cars.hatenablog.com
さて、今回は内装と外装について詳細を評価していきたいと思います。
内装(インテリア)
内装のデザインや使い勝手はこれからご紹介しますが、まず特筆すべきは組み付け精度の高さ。硬い足回りなので路面からの振動はダイレクトに伝わってきますが、内装はミシリとも言わず。愛車のベンツなんて現行モデルにも関わらず盛大に軋みますから、10年落ちで軋み音ひとつしないアウディの内装は相当レベルが高いです。
豪華さは無いものの、材質や組み付け精度においてはかなり高クオリティ。まさに質実剛健です。
デザイン面においては全体的にシックな印象。黒を基調とし、クローム調のシルバーがアクセントとなった落ち着いたデザインです。
運転席周り
ステアリングは革巻き。円形ですが、時計で言う「4」と「8」の位置に出っ張りがあり、握りやすい形状になっています。
メーターパネルは左側がタコメーターと水温計、右側が速度計と燃料計。一般的かつシンプルな構成で見やすいですね。中央の液晶パネルで燃費や時刻、走行距離などを表示できます。
ステアリング位置は前後上下に手動で調整できます。
ステアリング右側のレバーはワイパーの操作用、左側はウインカーレバーとハイ/ロービーム切り替えの役割を担います。四角い形状で操作しやすいですよ。
ペダルは吊り下げ式。しっかりした部品で吊り下げられています。
ドアも黒色基調にシルバーをアクセントとしたデザイン。経年劣化でちょっと色がくすんでしまってますが、それでも質感は高いです。材質はハードプラです。
シートは標準的な布シート。座り心地は可もなく不可もなく、と言う印象でした。コンパクトカーらしく視界も良好でした。
ポジション調整は座面の前後、上下及び背もたれの角度を手動で調整できます。
助手席周り
グローブボックスはコンパクトながら車検証が入る大きさはキチンと確保されています。ETC車載器もグローブボックス内に格納されています。ハンドル部分のメッキのアクセントがオシャレですね。
ダッシュボードは至ってシンプル。ここはソフトな材質が使われています。
中央には液晶モニターがあり、使わない時は手動で折りたたんで格納できるようになっています。
インパネ/センターコンソール
エアコン吹き出し口はシルバーのリングがアクセント。中央のツマミで物理的に開閉できるようになっています。部品間の隙間も無く、組み付け精度が高さが伺えます。
インパネには「MMI(Multi Media Interface)」と呼ばれるアウディ独自の車載システムの操作パネルが配置されています。主に中央のダイヤルと4つのボタンで操作可能、その周囲に配置された「TEL」や「NAV」などのボタンは各機能へのショートカットボタンです。一番左側のダイヤルは音量調節用。ダイヤルにはローレット加工が施されており、シンプルながらも質感の高いデザインです。操作パネルの上にはCDとSDカードのスロットが配置されています。
その下にはエアコン操作用のボタン類が配置。こちらのダイヤルもローレット加工が施されています。程よいクリック感があって心地よい操作性です。
さらにその下にはESC(エレクトロニックスタビリゼーションコントロール)のON/OFFボタンやリヤガラスのデフォッガーが配置されています。他にシートヒーターなどのオプションが有ればここにその操作ボタンが配置されるようです。
一番下はドリンクホルダーになっています。かなり奥まっているのでちょっと取り出しにくいかも。シガーソケットは10年前のクルマならではですね。
センターコンソールにはシフトノブとサイドブレーキが鎮座しています。
このシフトノブの操作感がとてもしっとりした重さがあって高級感があります。安っぽいガチャガチャした遊びが一切ありません。
サイドブレーキは手動。ちなみに2018年デビューの新型も手動らしいです。
ちょっと気になるのはこのアームレスト。高さもちょうど良いのですが、サイドブレーキが引きにくくいです。使わない時は立てておくのが無難でしょう。
シートベルトのバックルには傷付き防止のため不織布が巻き付けられています。
オーバーヘッドコンソール周り
オーバーヘッドコンソールにはルームライトとその操作スイッチがあります。後部座席用にもルームライトがあるのは好印象。
サンバイザーにはバニティーミラーとカードホルダーがありますが、ランプはありません。
後部座席/トランク
さて、気になる後部座席です。スポーツバックを検討されている方にとってはかなり重要なポイントではないでしょうか。
座ってみた感想ですが、正直大人が長時間座るのはちょっとしんどいかなと。乗り心地も硬いので後部座席の快適性は期待しない方が良いと思います。
乗り心地が気になる方は以下をご覧下さい。
kamas-cars.hatenablog.com
後部座席は2分割で倒せるようになっています。
ここのレバーを引くとロックが外れて座席が倒れるようになります。
座席を倒すボタンとシートベルトの位置が被っていて操作しにくいのはちょっと気になりました。
後部座席のドアは至ってシンプルなデザインです。
トランク容量は270L。後部座席を倒せば920Lまで拡大できます。家具などの大きな荷物は厳しいですが、普段のお買い物カーとしては十分使用できるでしょう。
トランク下にはスペアタイヤが!今はほとんど見ることのない装備ですね。
その横にはヒューズボックス?制御ユニット?か何かの電子部品が格納されてます。トランク下にはフリーの収納スペースはありません。
外装(エクステリア)
さて、次はエクステリアを見ていきましょう。フロントフェイスの悪そうな目つきと、コロンとしたキュートなフォルムのギャップが可愛いですね。スポーツバックは5ドアですが、A1らしい特徴的なシルエットを維持しているのはさすがです。
一切無駄がなく、アウディのアイデンティティを保ちながらもニューカマーらしいフレッシュさも兼ね備えたデザイン。個人的には現行よりもこの頃のデザインの方が好きだったりします。
サイド
A1らしいシルエットですね。Cピラーがかなり寝かせてあるので踏ん張り感のあるデザインです。
ドアハンドルはかなり下の方に配置されています。ロック/アンロックできるのは運転席ドアのみでちょっと不便。VWグループの特長でもあるエッジの立ったシャープなキャラクターラインは健在です。
純正の15インチアルミホイール。センターキャップでボルト穴もカバーしているのが面白いですね。専用のピンで取り外すみたいです。
リヤ
全体的に台形状のシルエットで、プリッとしたお尻です。立体的なテールライトの造形や、ナンバー灯の隠し方など、かなり細部まで煮詰められたデザインだと思います。無駄なデザイン要素がなく、スッキリとした印象はいかにもアウディらしいです。
テールライトのデザインもカッコいいですよね。
光り方もカッコいい!やはり光り物のデザインではアウディが頭ひとつ抜けている感があります。
バンパー下部は樹脂パーツがあり、反射板が配置されています。スッキリしたデザインですね。
マフラーは今となっては貴重な剥き出しの2本出し。コレでいいんですよ。
ちなみにテールゲートを開けるとこんな感じ。何のクルマか分からないですよね。
開口部にあるライトは夜間の光るようになっています。後方車両からの視認性を確保するためでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
個人的にアウディはこの頃のインテリ感満載の雰囲気が好きでした。内装•外装共に一切無駄がなく、洗練されたデザインは秀逸だと思います。また、写真を見て分かる通り、流石に10年経つと内外装共に所々劣化が…。中古車の購入を考えている方の参考になればと思います。
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