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【22/6/1追記】素人でもできる?ベンツのアルミホイールをDIYで補修してみたよ!

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こんにちは、kamasです。
今回はベンツのアルミホイールDIYで補修したので記事にまとめました。

ベンツのアルミホイールDIYで補修してみた

皆さんの愛車のホイールにガリ傷はありませんか?交差点にて内輪差でガリッ…駐車場で縁石に気づかずゴリゴリ…やってしまった方も多いと思います。
ホイールはふとした不注意ですぐに傷つけてしまいがち。だから「ガリ傷を直したいけどお金がかかりそうだからそのままにしている」「DIYで直したいけどやり方が分からないし難しそう」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はアルミホイールDIYで補修する方法について解説していきます。これを読めば必要な道具や手順が丸わかり!素人でもキレイに補修できるようになりますよ。私の愛車、メルセデスベンツ Cクラス(W205)のアルミホイールで実際に補修した経緯も含めてご紹介していきたいと思います。是非参考にしてくださいね!

kamasの愛車紹介

今回補修したのは私の愛車、メルセデスベンツ Cクラス。

●車名
メルセデスベンツ Cクラス
C200 アヴァンギャルド AMGライン
●年式/型式
2015年2月度登録車両/W205前期

ベンツ乗りがDIYで補修なんかしやんやろ!という声も聞こえてきそうですが、貧乏ベンツオーナーはガリ傷補修をプロに頼むほど余裕はありません!かと言ってそのままにしておくのは我慢ならないほどのガリ傷…背水の陣で挑んだホイールのガリDIY補修。結果は如何に?!

内輪差でやってしまった

本当にホイールはふとした不注意で傷ついてしまうものですね。交差点で左折する時に内輪差で縁石にヒットしてしまいました。車内で聞くと「ボボッ」て音なんですよね…嫌な音です。「やっちゃったな〜」と思ってクルマを止めて見るとこんな感じでした。

全体的に見るとこんな感じ。黒く補修されたリム部にシルバーのガリ傷がとても目立ちます。
ホイールのリム部に20〜25cmぐらいのガリ傷が付いてしまいました。これは補修しないと…

リムが20〜25cmほどゴリゴリと削れていますね。黒い塗装が剥げる形でガリ傷が付いたので結構目立ちます。これをそのままにしておくのも精神衛生上良くないということで補修することにしました。

ガリ傷の補修方法は2通り

まずはアルミホイールガリ傷補修の方法をご紹介します。方法は大まかに2通りあり、ホイールの補修箇所に塗膜があるかどうか?でやり方が異なります。
すなわち、塗装された部分を補修したい場合は、再塗装を前提とした手順で進める必要があります。一方、アルミホイールの中には塗装されておらず、アルミ削り出しも場合もありますよね。その場合は再塗装せず、研磨のみで対処した方がスムーズですよ。
それぞれ解説していきましょう。

まずはマスキング(養生)しよう

どちらの方法で進めるにしろ、まずは補修箇所以外をマスキング(養生)しましょう。関係ないところまで削ったりして傷付くのを防ぎます。仕上がりに影響するので、丁寧にマスキングした方が良いですよ。
マスキングには以下のようなマスキングテープや養生テープを使いましょう。

マスキングが完了したら、いよいよ補修作業のスタートです。ここからは仕上げ方によって手順が分かれます。

①再塗装するパターン(塗装面の補修)

補修したい箇所が塗装されている場合は、再塗装することを前提としたこちらの手順で進めましょう。
1.バリ取り
まずはガリ傷でできた「バリ」を取りましょう。「バリ」とはガリ傷の凸部分、つまり元の面に対して出っ張った傷のこと。ホイールを擦ってえぐれた時に、盛り上がってしまった部分ですね。まずはその出っ張った部分を削り取ることが必要です。

イメージはこんな感じ。ガリ傷のバリを取って出っ張りを取り除く作業です。

バリ取りには「鉄工ヤスリ」を使うと効率的ですよ。

2.パテ埋め
次はガリ傷のうち凹んだ部分をパテで埋めていきます。

イメージ図。ガリ傷の凹んだ部分をパテ埋めします。

アルミホイールのパテ埋めには専用の補修用のアルミパテを使うといいでしょう。

3.研磨&足付け
パテが十分に乾燥•硬化したら、次は研磨を進めましょう。バリ取りで凸部分を削り、パテ埋めで凹んだ部分を埋めたので、次は平滑な面を作る作業です。
研磨には鉄工ヤスリだけで無く、紙ヤスリを使うと良いでしょう。紙ヤスリには“番手”によって目の荒さ/細かさが決められており、目の荒いヤスリで荒削りしてから、目の細かいヤスリで仕上げていきましょう。
番手の数字が小さいほど目が荒く荒削りに適したもの、数字が大きいほど目が細かく仕上げ研磨に適したものとなります。
鉄工ヤスリで形を整えたら、#120⇒#320⇒#600と順に研磨していくのが効率的ですよ。

また、塗装前の研磨は「足付け」も兼ねています。足付けとは塗料のノリを良くするために表面を荒らす作業で、ちょうど#600〜#800ぐらいの番手が適していると言わています。研磨もそれぐらいの番手で止めておきましょう。

4.塗装
さて、いよいよ塗装です。
塗装前にマスキングはしっかりと行いましょう。マスキングの際、“どこを塗装するか”を明確にしておくことが重要です。補修箇所だけ塗装しても良いですが、マスキング跡が目立ちそうな場合は少し余分に塗装し、ボカシ剤でボカすのもアリですよ。5.仕上げ磨き
最後は仕上げの磨きです。塗装後の研磨は塗料が十分に乾いてから行うようにしましょう。
仕上げはペーパーヤスリの#1500〜#2000ぐらいの番手で磨くと良いですよ。ペーパーがけが終わった後の最終仕上げはコンパウンドで研磨しましょう。

②研磨のみのパターン(アルミ削り出しの補修)

アルミホイールの中には塗装ではなく、アルミ削り出し面もありますよね。例えばココ。

AMGラインのホイールのスポークの淵はアルミ削り出しです。

こんな感じの表面は塗装では表現できません。補修した所だけ部分的に塗装すると色目が合わずに補修跡が目立ってしまいます。ですから、アルミ削り出しの補修は塗装せず、研磨だけで補修する方法が良いですよ。ただしフライス盤の切削跡のような「ダイヤモンドカット」は手作業の補修では再現できませんのでご承知おきを。

さて、補修の手順は簡単。「ひたすら研磨する」だけ。つまり、ガリ傷の凹んだ傷の一番深い所まで削り、傷が見えなくなるまでひたすら研磨するのです。
最初は鉄工ヤスリで荒削りし、その後ペーパーヤスリの番手#120あたりからスタートすると良いでしょう。#120⇒#320⇒#600と順に目を細かくしていきましょう。

アルミ削り出し部分の補修イメージはこんな感じ。傷が見えなくなるまでひたすら研磨です。

ある程度表面が平滑になったら、次は仕上げに向けた研磨です。番手は#1500〜#2000あたりのペーパーヤスリで磨き、最終の仕上げは金属用のコンパウンドを用いると良いですよ。

いざDIY補修スタート!

さて、補修の手順はお分かりいただけたでしょうか。ここからは私が行ったホイールのガリ傷補修の記録です。ど素人の私がどこまで対処できるのか、是非参考にしてくださいね。

まずは現状把握から

まずはガリ傷が付いたホイールの観察から始めましょうか。

実はこの純正のAMGライン専用のホイール、前オーナーの元で補修されているんです。リム部全域にガリ傷が付いていたらしく、パテ埋め+再塗装で補修されています。ただ、リム部はダイヤモンドカットのアルミ削り出しなのでシルバーで塗装すると色目が合わないと判断したと思われ(賢明な判断だと思います)、艶消しの黒色で塗装されていました

前オーナーによってガリ傷補修の形跡あり。黒色で塗装されていました。

補修の仕上がりはキレイなので問題はないんですが、リムが黒色だと少しだけホイールが小さく見えてしまうのが気になっていました。
なので、今回付けてしまったガリ傷の補修と併せて、元から付いていたガリ傷も補修してしまおうと思います。アルミ削り出しで仕上げたいので、再塗装せずに研磨のみで補修していきます

マスキングは手を抜かずに

研磨に取り掛かる前にまずはマスキングを行います。マスキングは塗装用のマスキングテープを使いました。個人的にはもう少し強度があった方が心強いかな?と思ったので養生テープの方が適しているかもしれません。

まずはマスキングテープでマスキングです。もうすでに研磨し初めてから写真を撮っていますが、こんな感じでマスキングしました。
鉄工ヤスリでゴリゴリ削る!
ゴリゴリ削っていきます。ベンツのホイールを素人が削るのは勇気が入りますが後には引けません。

さぁ研磨のスタートです。ガリ傷の一番深い傷が消えるまで削らなければならないので、鉄工ヤスリでゴリゴリ削っていきます
中古でガリ傷まるけのホイールとは言え、新品で買ったら50万円ぐらいはするであろうベンツのAMGラインのホイール。ゴリゴリ削るのは勇気が入りますが一度手を入れたら後戻りはできません。躊躇なくゴリゴリ削っていきます。

削っていくと、黒い塗装面の下が顔を出してきました。あちこちにガリ傷跡がありますね。これらも全部無くなるまで削っていきます。

鉄工ヤスリで削ってしばらくしたらこんな感じに。ガリ傷をパテで埋めた跡が見えてきました。
補修跡のパテも全部削っていきます。
ひたすらゴリゴリ削っていきます。案外アルミホイールって柔らかいもんです。

小1時間ぐらいかかって荒削り終了!こんな感じになりました。案外アルミホイールって柔らかいんだなってのが印象的でした。

小1時間ぐらい作業して、大体ガリ傷の補修跡は全部削り取る事が出来ました。
近くで見るとこんな感じです。削った跡がガッツリ残っていますがこれはこの後、研磨で消していきます。

ビフォーアフターはこんな感じ。

ビフォーアフターはこんな感じ(厳密に同じ箇所の比較ではありませんが)。ガリ傷跡はすっかり無くなりました。

ペーパーで磨いていくよ!

鉄工ヤスリでの荒削りが終わったので、次はペーパーで磨いていきます。まずは#120で鉄工ヤスリで削った跡を消していきます。意外と簡単に消えてくれたのでホッとしました。

ペーパーの#120で鉄工ヤスリの跡を消していきます。結構キレイに消えるもんですね!

#120で磨き終わった後はこんな感じ。

#120で磨いた後は結構キレイな平面になりますよ。

ビフォーアフターはこんな感じ。左側が鉄工ヤスリ後、右側が#120のペーパーをかけた後です。一気にゴールが見えてきました。

見違えるほどキレイな平面になりましたね。ここからさらに磨いていきます。

番手を上げてひたすら磨く

ここからは「どのレベルの仕上がりを求めるか?」でやり込み度が変わってきますね#320⇒#600と目を細かくしながら磨いていきます。この辺りから一気にキレイな光沢のある平面になっていくので作業が楽しく進められます。

#600で磨き終わった後はこんな感じ。

#600で磨いた後はこんな感じ。この辺りから一気に光沢が出てくるのでやる気も出てきます。

最終的にはコンパウンドまでいきたいので更に#1500、#2000と番手を上げて磨きます。まぁこの辺の磨き傷はそこまで目立たないのでテキトーでも案外キレイに見えますねぇ…。

コレは#1500、#2000と磨いているところ。多少の磨き傷も残ってますが、まぁまぁでしょう。

#1500、#2000と磨いているところ。細かい磨き傷は見えますが、あと少しです。

仕上げはやっぱりピカール

我が家で頻繁の活躍を見せる強い味方、ピカール。金属磨きの本領発揮です。

クロスタオルにピカールを少量取ってキコキコ磨きます。
ピカールで磨いた後はこんな感じ!!

ピカールで磨くとより一層光沢が出てきます。結構キレイじゃないかと。

やっと終わったぞぉ〜(1本だけ)

やっと終わりました。ひたすら忍耐力を鍛える作業でしたが、素人なりにも上手く直せたんじゃないかと思っています。
全体像はこんな感じ。

全て磨き終わった後はこんな感じです。達成感がすごい。

やったぞ〜!!
と思いましたが、よく考えたらコレまだ一本目なんですよね。あと3本も同じ作業すると思うと先が長いですね。はぁ〜…。

ビフォーアフター

ビフォーアフターはこんな感じ!

全体像のビフォーアフターはこんな感じ。気になっていた黒い淵がキレイな金属光沢面になりました。本来の姿に近づきましたね。
ガリ傷部分のビフォーアフター。個人的はかなり上手く行ったと思っています。キレイになって良かった〜。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はベンツ純正のAMGライン専用のアルミホイールDIYで補修しました。「びっくりするほど素人でもキレイの仕上がるじゃん」と言うのが正直な感想。DIYでホイール直すにはちょっと勇気がない…でガリ傷はそのまま放置してるよ、と言う方がいらっしゃったら是非挑戦してみてくださいね!満足のいく結果が得られるかも知れません(当然、失敗しても自己責任ですが…)。

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