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ヘッドライト黄ばみ取りの最強はコレだ!一発でキレイにするには?

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皆さんの愛車はヘッドライトが黄ばんでいませんか?
車のヘッドライトって年数が経つと黄ばんでしまいますよね。ボディがピカピカでもヘッドライトが黄ばんでいると“やれ感”が出てしまうため、ヘッドライトはキレイにしておきたいところ。またヘッドライトが暗いなぁ…と感じている方も、黄ばみが原因かも知れません。
しかし、ヘッドライトの黄ばみは簡単に落とせません。そのため「ヘッドライトの黄ばみの原因を知りたい」「一発で黄ばみが取れる方法を知りたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は…

  1. ヘッドライトの黄ばみの原因
  2. ヘッドライトの黄ばみを取る方法
  3. 紙ヤスリで研磨する具体的な手順
について解説していきます。

ヘッドライトの黄ばみ取りの方法について、メカニズムの解説に加えて具体的な手順もご紹介。
コレを読めば、どんな酷い黄ばみでも、一発で消せる最強の方法・手順が分かるので、すぐにDIYで実践できますよ。


  • ヘッドライトの黄ばみを取りたい
  • 市販の黄ばみ取りでは取れなかった
  • 最強の黄ばみ取りの方法・手順を知りたい

ヘッドライトの黄ばみの原因

車のヘッドライトは年数が経つとどうしても黄ばんできます。磨いてもなかなか取れない厄介なヘッドライトの黄ばみ、あの原因は一体何なのでしょうか?

原因はポリカーボネートの劣化


ヘッドライトの黄ばみの原因は…
ポリカーボネートの劣化」です。
車のヘッドライト表面は何でできているかご存知でしょうか。透明なので「ガラスでは?」と思われるかも知れませんが、実は「ポリカーボネート」と言うプラスチックが使われています。理由は、ガラスと同じぐらい透明である上に“耐衝撃性”に優れるから。耐衝撃性とは衝撃に対する強さのことで、車が事故った時にガラスみたいに割れて飛び散る事がないため安全上の観点から望ましいとされています。

しかし、ポリカーボネートはプラスチックであり、ガラスのように安定的な材質でないためどうしても経年劣化が起きてしまいます。
つまり、外からの光や熱などのエネルギーによってポリカーボネートの化学構造が破壊され、変色が起きてしまうのです。具体的には、ポリカーボネートの一部が光エネルギーによって黄色を呈する物質(ジヒドロキシベンゾフェノン)へと変化するため黄色くなってしまう訳です。

ヘッドライトは常に太陽に晒されており非常に強いエネルギーを受け続けているため、特に劣化が起こりやすい部材と言えます。そのため青空駐車よりもガレージ保管の方が劣化速度は抑制できますよ。

旧車のヘッドライトは黄ばまない


車のヘッドライトにポリカーボネートが本格的に採用され始めたのは1980〜1990年代であり、実はそれ以前の車のヘッドライトにはガラスが用いられていました。
そのため、旧車のヘッドライトはガラス製ですから未だに黄ばみのないピカピカな状態です。そう言えば確かに“ヘッドライトが黄ばんだ旧車”なんて見たことないですよね。

しかしガラスは加工性が悪いため複雑なデザイン形状に対応できない、さらには衝撃安全性においてもポリカーボネートの方が優れている…という理由から業界全体がガラス→ポリカーボネートへと移行していったのです。その上、ガラスよりもポリカーボネートの方が安価でコストメリットがあったこともその移行を加速させる要因となりました。

つまり、トータルバランスではガラスよりポリカーボネートの方が勝るものの、経年で劣化・黄変してしまうと言う弱点があった訳です。

ヘッドライトの黄ばみを取る方法

ヘッドライトの黄ばみは簡単に除去できず、適切な方法で黄ばみ取りを行う必要があります。
では具体的に、どのような方法で除去すれば良いのでしょうか?

ヘッドライトの黄ばみ取りの方法は…
  • 市販の黄ばみ取りを使う
  • 紙ヤスリで研磨する
  • 最強の黄ばみ取りは紙ヤスリ

市販の黄ばみ取りを使う


まずは各メーカーから市販されている“ヘッドライトの黄ばみ取り”を使って黄ばみが取れるかどうか試してみましょう。

一般的に市販の黄ばみ取りのほとんどは「石油系溶剤」で黄ばみを溶かすものが主流です。つまり、石油系溶剤(=ガソリンや灯油に似た成分)により黄ばんだ表層のポリカーボネートを溶かし、拭き取って除去するというもの。

この方法のメリットは…

  • ヘッドライトを傷付ける心配が少ない
市販品のほとんどは“ノンコンパウンド”、つまり研磨剤を含まないものが多く化学的な作用のみで黄ばみを除去するため、ヘッドライト自体を傷付ける心配は少ないですよ

一方、この方法のデメリットは…

  • 黄変が激しい場合は黄ばみを取り切れない
この方法が使えるのはヘッドライトのごく表層のみが黄変している場合に限られます。つまり石油系溶剤で溶かす事ができるのはごく表層のみであるため、深くまで劣化・黄変したポリカーボネートを溶かしきれず、黄変が残ってしまう可能性があります

紙ヤスリで研磨する


市販の黄ばみ取りを使っても効果がなかった場合、劣化・黄変が表層から深くまで進行している可能性が高いです。そのような場合は、紙ヤスリで研磨することで対処しましょう。
つまり、化学的な作用により溶かすのではなく、黄変したポリカーボネートを物理的に削り取ることで黄変を徐々する方法です。


この方法のメリットは…

  • 酷い黄ばみでも確実に消せる
黄ばみが取れるまで研磨すれば良い訳ですから、どんなに酷い劣化・黄変であれ、ほぼ間違いなく除去できます。


一方、この方法のデメリットは…

  • 労力と時間がかかる
  • ヘッドライトに傷が残る恐れがある
傷が残らないよう複数の番手のペーパーで研磨する必要があるため、市販品を施工するのに比べると大変な労力と時間がかかるのが難点です。また、物理的に削り取る方法であるため、不適切なやり方で施工した場合はヘッドライトに傷が残る恐れがあります

最強の方法は…


どんな黄ばみも一発で消せる最強の黄ばみ取りは…
紙ヤスリで研磨する」方法
です。
ただし正しいやり方で施工しないとヘッドライトを傷付けてしまう恐れがあります。次項で解説するやり方を参考にしてチャレンジしてみてくださいね。

紙ヤスリで研磨する具体的な手順は…

では具体的に、どのような手順で施工すれば良いか?を解説していきます。

①紙ヤスリで研磨する
養生テープで周囲をマスキング後、紙ヤスリで研磨していきます。

まず最初はマスキングを行います。ヘッドライトの周りに傷が付かないよう養生テープを使ってマスキングします。

マスキングできたら早速研磨の開始です。用いる紙ヤスリの番手は#1500辺りから始めるのが無難です。荒目のペーパーを使うと傷が取れなくなる可能性が高いため注意が必要です。

研磨していくと、黄色い粉が出てくるのが分かると思います。劣化・黄変したポリカーボネートが削り取られている証拠ですね。#1500→#2000と番手を細かくしながら、黄色い粉が出てこなくなるまで研磨しましょう。

コンパウンドで仕上げ磨きする
紙ヤスリで研磨した後はコンパウンドで仕上げ磨きを行います。

紙ヤスリによる研磨が完了しても、ヘッドライトは曇った状態のままでしょう。
そのため、さらに細かい番手で研磨していく必要があります。そこで液体コンパウンドで研磨していきます

おおよそ#4000ぐらいのコンパウンドが望ましいでしょう。傷や曇りがなくなるまで研磨できたら、一旦完了。この時点で黄ばみのないキレイなヘッドライトになっているはずです。

③ウレタンクリアでコーティングする
研磨が完了したらウレタンクリアで塗装します。マスキングはしっかりと行いましょう。

ヘッドライトの表層を研磨して黄ばみを除去できたとしても、時間が経つとすぐに黄ばみが再発してしまいます。そのため、表面をコーティングして保護する必要があります。具体的にはウレタンクリアによるコーティングが望ましいとされています。
ヘッドライトにウレタンクリアを塗装することで表面に分厚いクリア膜が形成され、紫外線がポリカーボネート層まで到達しにくくなるため劣化・黄変を抑制する事ができます。

塗装する前に周囲をしっかりとマスキングしておきましょう。スプレーした時に塗料が飛び散ってしまい、ボディに付着すると除去するのが大変ですから注意が必要です。

ウレタンクリアは2液系のものが多く、中でも車の塗装用に販売されているスプレー缶タイプがオススメです。スプレー缶の上部と底部にそれぞれ主剤と硬化剤が封入されており、塗装前に簡単に混合できるようになっています。

ウレタンクリアは通常の塗料よりも分厚い塗膜を形成できるのが特長。しかし、ウレタンクリアの塗装をDIYで行うには少々難易度が高め。通常のスプレー塗料よりも粘度が高いためレベリングしにくく、均一に塗るのが難しいです。

上手く塗装するコツは…
  • 塗る面に対して平行に移動しながら塗る
  • 何回かに分けて薄くスプレーする
  • 一回スプレーしたら、10分ほど乾燥させる
しっかりと乾燥させずに重ね塗りすると、ヒビ割れの原因になりますから注意してくださいね。

④ウレタンクリアの塗膜を研磨する
ウレタンクリアで塗装した後も、もう一度紙ヤスリ→コンパウンドで磨きます。

塗膜表面を平滑にするため、ペーパーを当てて研磨していきます。
万が一「ちょっとタレてしまった」「梨地になってしまった」と言う場合でも研磨によりリカバリーできます。ウレタンクリアの塗膜は分厚いため、研磨で多少の塗装不良は修正できるのです。

ウレタンクリアで塗装した後に研磨する場合は、必ず塗装してから1週間ほど乾燥させましょう。内部まで完全に硬化していない状態では研磨する事ができません。

研磨は#2000ほどの紙ヤスリから初め、液体コンパウンドで仕上げるのがオススメ。くれぐれも研磨し過ぎてウレタンクリア層を剥がないよう注意してくださいね。

コンパウンドによる磨きまで完了した画像。黄ばみが取れてキレイなヘッドライトになりました。

まとめ

いかがだったでしょうか。
紙ヤスリで研磨すれば、どんなヘッドライトの黄ばみでも一発で取れますよ。市販品に比べて手間がかかって大変ですが、その分仕上がりには満足できるはず。ヘッドライトの黄ばみが気になっている方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。