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雪が降らない地域でブリザックは必要?装着してわかった意外な魅力とは

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皆さんは冬にスタッドレスタイヤへ換えますか?
冬の道路は雪や凍結で滑りやすくなるためスリップの危険が高くなります。事故を起こさないためにもスタッドレスタイヤは必要…ですが、地域によって積雪や凍結の具合が違うため必要となる性能はマチマチ。
そのため「豪雪地帯じゃないけど高性能スタッドレスは必要なの?」「高いスタッドレスと安いスタッドレス、何が違うの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は…

  1. BLIZZAK(ブリザック)ってどんなタイヤ?
  2. 実際にブリザックを装着してみた感想
について解説していきます。

コレを読めば、ブリザックの魅力だけでなく「あんまり雪が降らない地域で高性能スタッドレスを使う価値があるか?」が分かりますよ。
豪雪地帯でもない、雪が滅多に降らない地域に住む筆者が高性能スタッドレス「ブリザック」を買って分かった意外なメリットとは…?

ブリザックってどんなタイヤ?

皆さんは「ブリザック」と聞いてピンときますでしょうか。車好きの方だけでなく、雪がたくさん降る地域の方であればご存じの方が多いかも知れません。
まずは「ブリザック」がどんなタイヤなのか?を解説していきます。

ブリヂストンが提供するスタッドレス


タイヤメーカーは国内外に多数存在しており、冬用タイヤであるスタッドレスも各社から販売されています。
中でもBLIZZAK(ブリザック)はブリヂストンが販売するスタッドレスのブランドであり、高価格帯に位置するスタッドレスタイヤです。

BLIZZAK(ブリザック)は1988年から販売されている歴史のあるブランドで、PM-10から始まって2013年のVRX、2017年のVRX2、2021年のVRX3と3回のモデルチェンジを経て現在に至ります。

豪雪地帯で絶大な信頼


高価格帯の商品ですがその実力は折り紙付きで、北海道や北陸の主要都市における装着率はNo.1、一般ドライバーの装着率は50%を超えているので、2台に1台はブリザックを装着していることになりますね。さらに札幌市のタクシーにおいては装着率が70%以上!
氷雪上性能が必要とされる地域で絶大な信頼を獲得しているブランドです。

色んなサイズをラインナップ


乗用車用からSUV用、トラック/バス用など各種ボディタイプ別にラインナップされており、ランフラットタイヤに至るまで幅広いサイズ/タイプが用意されています。

さらにはBMW i3 専用サイズも用意されています。この車種はタイヤサイズが155/70R19とかなり特殊で、抵抗を減らすため大径、狭幅化されています。特定の車種にだけ装着できるような特殊なサイズなので市場規模は小さいと思いますが、それでもしっかりとサイズを用意するのはさすがですね。

ブリザックを装着してみた感想

さて、筆者は昨シーズンより初めてブリザックを装着している訳ですが、果たしてその評価は?
装着してみて分かった意外なメリットをご紹介したいと思います。

雪が降らない地域にブリザックは必要か?


筆者は毎年冬になるとスタッドレスに履き替えることにしています。しかし、今住んでいるところはほとんど雪が積もりません。積もったとしても年に1〜3回程度、それも1日中積もりっぱなしのケースはレアで、大体昼間になれば道路上の雪は溶けている…そんな地域です。

ブリザックと言えば上述で紹介した通り、豪雪地帯で絶大な信頼を得ている確かな実力の持ち主ですが、果たしてブリザックほどの氷雪上性能がほとんど雪が積もらない地域で必要なのか?と言う疑問はありますよね。

ブリザックは他のスタッドレスタイヤに比べてかなり高額。例えば愛車のベンツAクラスのタイヤサイズ(225/45R18)であれば1本44,000円、4本で18万円弱。
決して安い値段ではありません。

一年でたった数回の積雪のために、高額なスタッドレスを選ぶ理由がないのでは?と思ってしまうのも事実。

しかし、実際にブリザックを装着してみて分かったブリザックならではの意外なメリットがありました。そのメリットとは…?

ブリザックを装着した車はコレ


●車種
メルセデスベンツ Aクラス
A180 スタイル
●型式
2018年製 W177
●ボディーカラー
ポーラーホワイト
●オプション
AMGライン
レザーエクスクルーシブパッケージ(チタニウムグレー)
ナビゲーションパッケージ
レーダーセーフティパッケージ

装着したブリザックは「VRX2」

今回装着したブリザックは「VRX2」。
タイヤサイズは225/45R18、製造年月は2020年12月でした。

タイヤノイズがかなり静か


ブリザックを履いてみた第一印象は「タイヤノイズが減って静かになった!」というもの。

一般的にスタッドレスは、氷雪上の性能に特化した独特のパターン・ゴム配合になっているため、アスファルト上を走行する上では夏タイヤに比べてノイズは大きくなってしまうものです。
しかし、夏タイヤとして履いていたピレリのドラゴンスポーツからブリザックへ履き替えたことで、ノイズが小さくなって静かになったのです。
筆者の経験上、“静かなスタッドレス”が初めての経験だったのでかなり驚きました。

正直なところ、まだブリザックの本領を発揮できるような積雪や凍結路を走ったことがありません。だって年に数回だけですし「雪が降ったら車に乗らない」という選択も可能ですから…。
コレから先、もしブリザックの本領を発揮するシーンに出くわす事があれば記事にしたいと思います。

積雪しなくてもスタッドレスは必要


ただし、積雪や凍結しなくてもスタッドレスに履き替えた方が望ましいとされています。
その理由は夏タイヤが低温で硬くなってグリップ性能が落ちてしまうため。
一般的にゴムは気温が低いほど硬くなりますが、タイヤがグリップするためには、表面がある程度の柔軟性が必要となります。そのためスタッドレスタイヤは低温でもグリップするよう柔らかい設計になっているので、雪が降らなくてもその性能は発揮されているのです。
一方、夏タイヤの柔軟性が維持できる下限温度は5〜7℃以上とも言われているので冬場はスタッドレスに履き替えるのが望ましいとされています。

まとめ

いかがだったでしょうか。
筆者は初めて“静かなスタッドレス”に出会ったのでかなり驚きました。高性能スタッドレスには「音が静か」と言う意外なメリットがある…ということが分かったのは大きな勉強になりました。ただ、こうなると夏タイヤのノイズが気になって静かな夏タイヤが欲しくなりますねぇ。レグノ欲しいなぁ…。

ブリザック履いてみたいけどこんなハイスペック要るかなぁ?と迷っている方はぜひ一度履いてみることをオススメします。ブリザックは氷雪上の安心感だけでなくアスファルト路面での快適性も得られますよ。是非お試しあれ。