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オイル添加剤はホントに効果ある?MUCH-1(マッハワン)をベンツに入れてみた

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皆さんは車に添加剤を入れたことはありますか?
燃費向上やトルクアップなどを謳う様々な添加剤が販売されています。
しかし、実際に効果があるか怪しい商品があるのも事実。良いことだけを書いた胡散臭い広告やレビューを見ると不安になりますよね。そのため「ホントに効果がある添加剤を知りたい」「実際に入れた人の評価が聞きたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は…

  1. オイル添加剤「MUCH-1(マッハワン)」を入れるとどうなる?
  2. MUCH-1ってどんな添加剤?
について解説していきます。

添加剤のことを信用していなかった筆者がオイル添加剤を入れてみた結果を忖度なしでご紹介したいと思います。コレを読めばMUCH-1を入れるとどんな効果があるか分かります。オイル添加剤をどれにしようか検討中の方は是非参考にしてください。
鈍感な筆者でも体感できた確かな効果とは…?


  • 効果のある添加剤が知りたい
  • MUCH-1のレビューを知りたい
  • MUCH-1の成分・原理を知りたい

今まで添加剤を入れたことがない


実を言うと筆者はガソリン添加剤やオイル添加剤など、添加剤の類を入れたことがありません。
理由は…効果があるか怪しいから。体感できるか怪しいから。「どうせ効果あっても誤差範囲やろ〜」と思っていたんですよね。自分自身、けっこう鈍感ですし。

添加剤で改善されることと言えば「トルクの向上」「ノイズの低減」と言った感覚的なことが多い印象。だから購入した人が「効果があった!!」と言いたくなる気持ちも分かりますが、正直ブラシーボもあるんじゃない?と思っていました。

今回は行きつけのショップのススメで…

そんな筆者がなぜ「MUCH-1(マッハワン)」を入れるに至ったか?それは、行きつけの車屋さんから「コレ良かったよ」という話を聞いたから…という至極単純な理由です。

お店の方が自身の愛車に入れてみたら「コレ効果あったよ!めっちゃ良かったよ!」と言う雑談から、「じゃあ入れてみようかな」となったのが経緯です。
そのお店の方はあんまりセールストークをするタイプじゃないし、もし効果なくてもネタになるし…と思って入れてみました。

添加剤のことをあんまり信用していない筆者が初めて添加剤を入れてみた、その結果は…?

MUCH-1を入れるとどうなる?

さて、いきなりですが本題です。実際にMUCH-1を入れた結果、どのような変化・効果を体感できたのか解説していきます。

MUCH-1を入れた車はコレ

今回、MUCH-1を入れたのはこの車。私の愛車です。

●車名
メルセデスベンツ Cクラス
C200 アヴァンギャルド AMGライン

●型式
W205前期

我が家のCクラスのコンディションは以下の通り。

  1. 初年度登録は2015年2月(およそ7年半落ち)
  2. 走行距離は約64,000km
  3. 入れているオイルは5W-30
  4. 前回オイル交換は62,500km
    (交換から1,500km走行)
  5. 基本は街乗り(通勤)+たまに高速道路

実際に入れてみた結果…

実際にCクラスにMUCH-1を入れてみた結果、体感できた効果は以下の二つ。

MUCH-1の効果は…
  • エンジン音が静かになった
  • ルクアップした(ような気がする)

エンジン音が静かになった


まず最も感じられた効果は、
エンジン音が静かになったこと。
一番わかりやすいのはスポーツモードで走行中にブリッピングする時。室内に聞こえてくるエンジン音が明らかに小さくなりました。

また、音質も少し変化しました(多分…)。
もともとCクラスのエンジン音は決して官能的な音ではなく、ガソリンエンジンにも関わらず「ディーゼル?」と思うぐらいザラツキのある音を発します。
MUCH-1を入れた後はそのザラツキ感が薄くなり、少しこもり気味の音になったかな?と感じました。特に1000〜2000回転の常用域で変わったように感じました

エンジン音が聞こえなくなって音質も変わったので何だかワンランク上のセグメントに乗り換えたような感じ(言い過ぎ?)。正直効果はあんまり期待していなかったのでちょっとビックリしています。

ルクアップした(ような気がする)


エンジン音の低減に次いで体感できた効果が
ルクアップ」です。
特に感じるのは低速で走行中。同じ速度で走るのにいつもよりアクセル開度少なめで済む…そんな印象です。

ただしコレは感覚的な評価ですからハッキリとは断言できません。もしかしたら“エンジン音が静かな割に走るようになった”のをトルクアップと感じているのかも?
う〜ん…よく分かりません。何せ鈍感なので…。

いずれにしろ「いつもよりエンジンが静かだけどよく走る」ようになったのは確かです。

今後の変化にも期待!


今はまだ入れてから100kmも走っていないので、本格的に効果が現れるとしたらコレからなのかも?とも思っています。
入れた直後からエンジン音のノイズ低減はハッキリと感じましたが、今後も何かしら変化があったら嬉しいな〜と思っています。

ただし時間が経つにつれて感覚が慣れてしまうので、効果に気付きにくくなる懸念はありますが…。

MUCH-1ってどんな添加剤?

オイル添加剤「MUCH-1(マッハワン)」がどのような添加剤なのかを解説していこうと思います。一般的なオイル添加剤に比べて、MUCH-1は何が違うのでしょうか。

MUCH-1の特長は…
  • 金属の表面を滑らかに改質
  • 燃費、馬力、トルクアップの効果

一般的なオイル添加剤とは

そもそも車のエンジンオイルはピストンとシリンダーの間で発生する摩擦による金属摩耗・劣化を防ぐことを目的とし、「潤滑」「冷却」「密封」「洗浄」「防錆」の5つの役割を担っています。
オイル添加剤はさまざまなアプローチでコレらの効果を高めることができます。例えば、微粒子を配合してベアリング効果で潤滑性を高めたり、内部で皮膜を形成してトリートメント効果で密閉性を高めるなど多種多様の添加剤が売られています。

MUCH-1は金属表面を滑らかに改質


MUCH-1はピストンとシリンダーの間など金属同士が触れ合う箇所の金属表面を滑らかに、かつ高硬度に改質して摩擦抵抗を下げることができるそう。それによりエンジンの性能を引き出す、というメカニズムです。
つまりオイルの性能をアップさせたりコーティング膜を形成する一般的な添加剤ではなく、エンジン本体の金属面を改質できる点で今までの添加剤とは異なります。

効果はトルクアップと燃費向上


カタログではルクアップと燃費向上が謳われています。
まずトルクアップ検証用のサンプルはスバル・レガシイ。MUCH-1を入れてから1000km走行した前後でトルクカーブを比較すると…

MUCH-1(マッハワン)カタログより

実用域の2000〜4000rpmでトルク値が2〜3倍に。つまり低回転側のトルクがアップする傾向。私の体感と合致していますねぇ。
もっとも水平対向エンジンをサンプルにするのが適切か?は疑問が残りますが。

さらに燃費向上については10万キロ走行のインテグラを用いて検証されています。

MUCH-1(マッハワン)カタログより

MUCH-1添加した後、給油毎に燃費を計測すると15万キロに到達するときは10万キロ時に比べて3km/Lの燃費向上
まだ筆者は入れてから100kmも走行していないので燃費向上は体感できていませんが、今後に期待です。

「ガンマGDX」を配合


MUCH-1には金属を改質するための特殊な鉱物「ガンマGDX」を配合しているんだとか。この鉱物が摩擦によって削られた微細な金属粉と反応、固く滑らかな新しい組織を形成し金属表面と結合する、というもの。コレが繰り返されることで金属表面の突起部分が滑らかになっていくんだそう。
早稲田大学理工学術院総合研究所が特許を取得、それを自動車向けに応用したのが「MUCH-1(マッハワン)」だそうですよ。
カタログには”奇跡の鉱物「ガンマGDX」“とか謳われていますが、こう書かれると一気に胡散臭く感じますよねぇ。本当かなぁ?ということで…どんな特許なのか気になったので読んでみました

MUCH-1に関する特許を読んでみた


MUCH-1のカタログに記載されていたのは「特許第546666号」。確かに早稲田大学から出願されていますね。

特許の内容(請求項1)は「平均粒子系が0.01〜30μmのリザーダイト及びアンティゴライトを主成分として含むことを特徴とする切削研削ホイール結合用フィラー」となっています。
つまり用途としては金属を削るときに使うディスクグラインダー用のホイール(砥石部分)や、切削油を想定しているよう。
特許によれば、ディスクグラインダーの刃に「リザーダイト」「アンティゴライト」と呼ばれる鉱物を配合することで、刃が硬くなってよく削れるだけでなく、削った物の表面まで硬くなるとされています。
また、切削油に「リザーダイト」「アンティゴライト」を配合すると切削時の発熱を抑制したり摩擦抵抗を減らせるだけでなく、切削したものの表面が滑らかになるとされています。

どうやら「リザーダイト」「アンティゴライト」が“ガンマGDX”の正体のようですね。

さらに早稲田大学が出願している特許のうち「リザーダイト」「アンティゴライト」を含むものを検索すると…国際出願の「WO 2005/066320」がヒット。

こちらは先ほどの特許よりMUCH-1そのものに近い内容となっており「フィロケイ酸鉱物粒子(=リザーダイト及びアンティゴライト)80質量%以上からなる鉱物粉体を主成分とする金属部材の摩擦面改質材」、つまりエンジンオイルの添加剤を想定した特許になっています。

実施例を見ると、三菱ミラージュのエンジンオイルにリザーダイト及びアンティゴライトを入れると4気筒あるシリンダー毎の圧縮比のバラツキが小さくなったり、いすゞトラックに入れると黒煙が少なくなることを報告しています。またBMWアルピナB10に入れると燃費が向上したり、他にもエンジン音のノイズ低減の効果があるとされていますね。

この効果はリザーダイト及びアンティゴライトによって表面の荒さ(=凹凸)が小さくなり滑らかになったことによる…とされています。

これらの特許はちゃんと成立していることが確認できました。MUCH-1(マッハワン)はなんちゃって商品ではなく”確かな技術“を用いた商品だと呼んで良さそうです。

結論!効果はあった!


「添加剤なんてブラシーボやろ」と思っていた筆者ですが、今回初めてオイル添加剤を入れてみた結果…
確かに効果ありました。
特にノイズ低減はハッキリと体感できましたよ。筆者が鋭い感覚の持ち主だったらもっと正確なレビューができたはずですが…逆に言えば、鈍感な筆者でも体感できるほどMUCH-1の効果は大きかった、とも言えますね。


MUCH-1はこんな人にオススメ
  • エンジン音がうるさくなったと感じる方
  • エンジンのパワーが落ちたな…と感じる方

まとめ

いかがだったでしょうか。
あんまり期待せずに入れたオイル添加剤でしたが、思ったより効果がありました。いつもより滑らかに回る静かなエンジン音を楽しめるのでちょっとドライブが楽しみになりました。

最近エンジンの調子がイマイチ、過走行気味でコンディションが心配…という方は一度試してみては?