今年も残すところあと1週間、皆さんはもう洗車は済ませましたか?
洗車に欠かせないのが汚れを落とすカーシャンプーですが、今年は通称“コメリシャンプー”が「安いのに撥水性能が素晴らしい!」と話題になりました。
「コメリシャンプーって実際どうなの?」と実力が気になっている方も多いでしょう。筆者も試したいと思いつつも、近くのコメリではずっと品切れが続いており、なかなか入手できなかったのですが…先日久しぶりにコメリを覗いて見たら売ってました!
そこで今回は、満を持してコメリシャンプーを実際に使ってみた感想をご紹介していきたいと思います。果たして話題の商品の実力はいかに…?!洗車好きの筆者がコメリシャンプーを使ってみた感想を忖度なしでお伝えしていこうと思います。
コメリシャンプーとは?
そもそも“コメリシャンプー”とは何か?について解説していきます。
コメリオリジナルブランドのカーシャンプー
そもそも“コメリシャンプー”と呼ばれている商品は、「CRUZARD」というコメリのオリジナルブランドから販売されている「そのまま使えるワックスシャンプー 洗浄+強撥水シャンプー」というカーシャンプーのこと。
2Lが500円程度と言うとんでもなく安い値段で売っているのですが、コイツの撥水性能がハンパじゃない!と噂になり、一時は入手困難になるほどの爆発的な人気商品となったのです。果たしてその実力はいかに…?
実際に使ってみたよ
さて、筆者が実際に購入したのは2L入りの商品。まずは使用方法について解説していきます。
使用方法
そもそもこちらの商品のコンセプトは、ワックス入りのカーシャンプー。シャンプーするだけでワックスがけまで出来るのが特長です。使用方法は以下の通り。
- 容器を良く振る
- ボディに水をかけ、キズの原因になる砂やホコリを洗い流す
- 水を含ませたスポンジに適量取り、スポンジを揉んで泡立ててからボディを擦るように洗う
- 液が乾く前に水で良く洗い流す
- 洗車後は水滴が残らないようキレイなタオルで拭き取る
- 十分な撥水効果が得られない場合は③〜⑤を繰り返す
中身の液体はこんな感じ。白濁しているので、ワックス成分が水中に分散しているようです。
注意事項
“コメリシャンプー”は、脱脂(汚れ落とし)とワックスがけ(艶出し)を同時に施行するタイプなので、一般的なカーシャンプーとは少し取り扱い方が異なります。施工する際は以下のことに注意しましょう。
- 油膜の原因になるため、塗装面以外(ガラス・ミラー)には使用しないこと
つまり、窓ガラスには使用不可。あくまでワックスを使うようにボディの塗装面のみに使うようにしましょう。
今回施工したクルマはこれ
今回施工したのは、先月に我が家にやってきたばかりのベンツBクラス。納車されて間もないですが、早速コメリシャンプーの実験台になってもらいましょう。
使ってみた感想
では実際に使ってみた感想についてですが
結論から言うと、イマイチかなと…。
そう感じた理由について説明していきます。
撥水性能は?
まずは「凄い!」と噂の撥水性能についてですが…
全然撥水せず。施工後の撥水具合は下の写真の通り。
これについては筆者にも落ち度がありまして…
脱脂〜磨きまで下地処理をきっちり行わないと、コメリシャンプーの撥水性能が発現しないらしいです(ネット情報)。今回は汚れっぱなしのボディにいきなり施工したので、ご覧の通りほとんど撥水しなかったのだと思います。
とはいえ「シャンプー+ワックス」を謳っている商品ですから、ある程度汚れたボディでも撥水して欲しいな…と言うのが正直なところ。
艶感は?
次は艶感についてですが…
施工前とほとんど違いは感じられず。ワックスがけしたようなツルツル感も無いです。
これについても下地処理をきっちりすれば改善するかも知れません。
使用感は?
次は使用感についてですが…これもイマイチ。
特に窓ガラスに施工できないのは非常に不便でした。これが一番大きなマイナスポイントだったかも…だってルーフ洗えば必ず窓ガラスに付きますから。
窓ガラスは別のカーシャンプーで洗わないといけないのか〜と思うと非常に手間だなと。そもそもシャンプー+ワックスの商品はそういうもんなのかも知れませんが…。
結論
と言うことで結論、リピート購入は無いかな…というのが正直なところです。
コーティング剤として使った方がいい
今回使ってみて感じたのは、汚れたボディにいきなり使うのは不向きと言うこと。ある程度キレイになったボディにワックス・コーティング的に使った方が、“コメリシャンプー”の良さが活きるような気がします。ただし、そうなると他社のコーティング剤に比べると性能上メリットは薄い気がしますが。
コストメリットは絶大
コメリシャンプーの最大のメリットは値段が安いことだと思います。何と言っても価格は2Lで500円弱、価格面で圧倒的に優位なのは間違いないでしょう。