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コーティングするなら親水と撥水どっちがいい?実車で検証した結果

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皆さんは車にコーティングしていますか?
車を綺麗に保つには避けては通れないコーティング。しかし、種類があり過ぎて自分にあったコーティング剤を選ぶのは至難の業です。特に“親水”と“撥水”という対局とも言える特性を持ったコーティング剤があるため「親水と撥水どちらがいいか知りたい」と思っている方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は…

  1. 親水・撥水コーティングを使ってみた感想
  2. セルフクリーニング性能を検証した結果
  3. 親水と撥水、どちらを選べばいい?
について解説していきます。

これを読めば、あなたが親水と撥水どちらを選べばいいか分かりますよ。実際に使ってみて感じたそれぞれの特長や効果について解説していきます。さらに施工後1ヶ月間のセルフクリーニング性能を実車で検証した結果もご紹介!果たしてその結果は…?

「親水」と「撥水」とは

まずは「親水」と「撥水」とは何か?について解説していきます。

水に対する親和性の違い


「親水」とは水に対して親和性が高い性質のこと、「撥水」とは水を弾く性質のことを言います。つまりそれぞれ施工した後のコーティング表面は、水に対する親和性が違うわけです。
コーティング表面の水に対する親和性が違うと、具体的にどのような違いが見られるか?次項で解説していきます。

親水コーティングのメリット・デメリット

親水コーティングを施工すると水に対する親和性が高くなるため、ボディに水をかけると水滴にならず、濡れ広がったような様子を見せます。そのため、一般的に以下のようなメリット・デメリットがあるとされています。

    親水タイプのメリット
  • 水垢がつきにくい
  • ボディが濡れて乾いた後は、水滴の形のまま汚れやカルキなどの成分が残ってしまい、いわゆる「水垢」が残ってしまいます。しかし親水コーティングを施すと、水がついても水滴にならずに濡れ広がるため、水垢が付きにくいとされています。
  • セルフクリーニング性が高い
  • セルフクリーニングとは、洗車をせずとも自然に汚れを落とすことができる性質のことを言います。親水コーティングの表面は水に馴染みやすいため、雨水によって自らの汚れを洗浄する効果が高いとされています。
    親水タイプのデメリット
  • 汚れが付着しやすい
  • 親水コーティングは水に対して馴染みやすいため、水に含まれる汚れは付着しやすくなります。


撥水コーティングのメリット・デメリット

撥水コーティングを施工すると水を弾くようになるため、ボディに水をかけると水滴がコロコロと落ちていくような様子を見せます。そのため、一般的に以下のようなメリット・デメリットがあるとされています。

    撥水タイプのメリット
  • 水切れが良い
  • 撥水コーティング施工後は水滴がコロコロと落ちるようになるため、洗車後に拭き上げる際、水切れが良いというメリットがあります。一度の拭き上げで綺麗に水を拭き取れるため、拭き残しによる水垢などのリスクも低くなります。
  • 汚れが付着しにくい
  • 撥水コーティングはフッ素系やシリコン系のコーティング剤が多いため、水と油を弾く「撥水撥油」の性質となるケースが多いです。そのため、油汚れや水に含まれる汚れなど、様々な種類の汚れが付着しにくくなります。
    撥水タイプのデメリット
  • 水垢が残りやすい
  • ボディの側面など角度がついている箇所は水滴が転がり落ちてくれますが、ボンネットなど水平な箇所は水滴が残ってしまいます。そのため、場所によっては水垢が残りやすいデメリットがあります。



…と、ここまでは一般的に言われていること。
今回は、これらの効果が本当に体感できるレベルなのか?と検証していきたいと思います。

今回使用したカーシャンプー

今回検証に使用したコーティング剤は以下の2つ。共にカーケア用品の大御所、シュアラスター から販売されているコーティング剤です。
いずれも洗車後の濡れたボディにスプレーして拭き上げるだけで施工できるタイプです。

親水タイプ:ゼロウォーター


撥水タイプ:ゼロドロップ

使用した感想

では、実際に親水コーティングと撥水コーティングを使ってみた感想について述べていきます。

施工した車両

今回検証に使用した車両はこちら。

施工性


施工性は…
ゼロウォーター(親水) ≧ ゼロドロップ(撥水)

実際に使ってみると使用感はほぼ同じですが、水に濡れたボディに施工するためか、若干ゼロウォーター(親水タイプ)の方がムラになりにくいかな?という印象を受けました。
今回は白色の車の施工したためそこまで違いは感じませんでしたが、濃色系のボディに施工すると違いを感じるかも知れません。

艶感


施工後のボディ表面の艶感は…
ゼロウォーター(親水) = ゼロドロップ(撥水)

施工した後のボディ表面の艶感は、ほぼ同じでした。双方ともキレイな艶感を得られますよ。そもそも白色の車に施工したので違いは分かりにくいですね…。

水弾き


施工後のボディ表面の水弾きは…
ゼロウォーター(親水) < ゼロドロップ(撥水)

施工後の水弾きはゼロドロップの方が優れています。撥水タイプなんで当たり前ですね。
上の写真を見ても分かる通り、実際に施工したボディに水をかけると違いがよく分かります。一回の施工だけでもしっかりと違いが表れています。

水滴の形が異なるのが分かりますでしょうか。撥水タイプはプックリとした水滴であるのに対し、親水タイプはやや広がったような平たい水滴です。

さて、この水弾きの違いがどのような効果をもたらすのか?親水タイプがセルフクリーニング性能に優れるのは本当か?実際に検証していきたいと思います。

セルフクリーニング性能を検証

セルフクリーニングとは、洗車せずとも雨水などによって自然と汚れを落とすことができる性能のことを指します。
親水コーティングを施すと表面が水に馴染みやすくなるため、雨水による洗浄効果が高くなるとされています。今回は、親水コーティングが本当にセルフクリーニング性能が高いのか?を検証していきたいと思います。

検証方法

検証方法は、親水コーティングと撥水コーティングを施工し、1ヶ月後にどれぐらい汚れているか?を比較したいと思います。

同時に比較した方が誤差が少なくなると考え…

  • 車両の右半分+左の後部座席ドア
  • ⇒ゼロウォーター(親水タイプ)
  • 車両の左半分+右の後部座席ドア
  • ⇒ゼロドロップ(撥水タイプ)
上写真のように施工しました。これなら時間・場所による誤差を極力排除して検証できると思います。これで違いがわかるはず!

駐車している環境


施工した車両の駐車環境は、完全な青空駐車。通勤に使うため、基本的に週5日間は稼働しており、職場でももちろん青空駐車。常に紫外線や雨に晒されている、まぁまぁ過酷な環境です。

検証した季節


検証したのは6月上旬〜7月上旬の1ヶ月間。ちょうど梅雨の季節ですね。今年もそこそこ雨は降ったはずなので、セルフクリーニング性能が高い親水タイプはそこそこ汚れが落ちているはず…!

検証結果

検証した結果…
若干、親水タイプの方がキレイかな?と言う程度の違いしか見られませんでした。
実際の写真がこちら。…んまぁ正直なところどっこいどっこいかなと。

1ヶ月後も親水・撥水効果は持続

1ヶ月経って親水・撥水の効果が薄れているんじゃないの?と思われるかも知れませんが、そんなことはなかったです。ちゃんと親水コーティングは水に濡れてましたし、撥水コーティングは水を弾いていましたよ。

親水と撥水、どちらを選べばいい?


親水と撥水、どちらを選べばいいか?私が出した結論は…
水弾きが好みの方を選んでください。
使用感や汚れ具合は実質ほぼ変わらないので…。
個人的には水を弾くタイプのが好きなので撥水タイプの方が好みかなと。

まとめ

いかがだったでしょうか。
コーティング剤の「親水」と「撥水」、実際に施工して違いを検証しましたが結果的にほとんど違いは分かりませんでした。拍子抜けするような結果ですみません。
ですから、どちらを買うか迷っている方はそんなに難しく考えなくてOK。水弾きが好みの方をお選びいただければいいと思います。

皆さんのコーティング剤選びのご参考になれば幸いです。