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Cクラス(W205)のシートバックポケットが開きっぱなし…DIYで修理する方法を徹底解説!!

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ベンツCクラス(W205)にお乗りの皆さま、シートバックポケットが開きっぱなしになっていないですか?

筆者のCクラスも気づいたらヘッダー写真のようにビロビロになっておりました。同じ症状が発生しており「見栄えが悪いのでどうにかしたい」「でもディーラーでわざわざお金を払ってまで直すのは気が引ける…」という方、多いのではないでしょうか。

そこで今回はCクラス(W205)のシートバックポケットをDIYで修理する方法について解説していきます。コレを読めばシートバックポケットの緩みをDIYで直せますよ!細かい進め方から注意するポイントまで写真付きで徹底的に解説していきます。W205で同じ症状にお悩みの方、必見です。

DIY作業になるのでパーツの破損などの可能性があります。くれぐれも自己責任でお願いします。

車両の情報と発生した症状について

車両の詳細情報

今回、シートバックポケットの不具合が発生したのはこちらの車両。

発生した症状

発生した症状はこちら。

シートバックポケットが開きっぱなしになってしまいました…。W205ではよくある症状のようです。

シートバックポケットが気づいたら開きっぱなしになっておりました。このポケットほとんど使ったことないのに…。
実はこの症状、2年前ぐらいから発生しておりず〜っと放置していたんですよね。しかし、先月に3回目(9年目)の車検を通し「少なくとも今後2年間は乗るんだからそろそろ直すか…」と思い立ち、DIY作業を決行しました。

結果から言うと、DIYで案外あっさり直りました。
数万円かけてディーラーで直さなくて良かった〜というのが正直な感想。こんなことならもっと早くから対処しとけば良かったなと…。

作業手順

それでは作業手順について解説していきます。パーツ破損の可能性がありますので、くれぐれも自己責任でお願いしますね。

①シート下の留め具を外す

まずはシートバックポケットの下の方にある留め具を外します。外し方は隙間に指を入れて引っ張るだけ。5個のクリップで止まっています。

シート下部にある留め具を外します。赤と黒の間に指を入れて外してください。
外すとこんな感じ。5個のクリップで留まっています。力任せにやったので何個か破損してしまいました…。

なるべく慎重にゆっくり外すように心がけてください。硬いので力を入れて無理矢理外したらクリップが破損してしまいました…。まぁ破損したのが真ん中のクリップだけだったので無事に元に戻せましたが。
仮に全てのクリップが破損してしまうと元に戻せないので気をつけてくださいね。

②シートバックパネルを外す

次はシートバックパネルを外します。特にトルクスネジ等があるわけではなくクリップ(ツメ?)で留まっているだけなので、手前に引っ張って外すだけです。

作業に取り掛かる前に、この部分を養生しておいた方が無難です。筆者は養生せずに作業したところ、少しだけ傷がついてしまいました。

作業に取り掛かる前に、写真の矢印の部分を養生しておいた方がいいです。パネルを外すときに傷がつきやすいため。

②-1.中にあるクリップを外す
写真の矢印の位置あたりに指を入れ、思いっきり手前に引っ張ってください。バキッという音がして中にあるクリップが外れます。
この工程が今回の中で一番大変なところ。
何が大変かと言うととにかく硬いんですよ。本気で力を入れないと外れません。慎重に少しづつ引っ張るのではなく、力を入れて一気に外した方が上手くいくような気がします。

矢印の位置に指を入れて手前に思いっきり引っ張ってください。バキッという音がして中にあるクリップが外れます。

②-2.パネルを外す
クリップが外れる音がしたら、パネル全体を斜め手前下向きに引っ張れば外れます。

クリップが外れる音がしたら、もう固定は解除されています。パネル全体を斜め下(矢印の方向)に引っ張れば外れますよ。

そのとき、シート下部の左右にある丸い膨らみが邪魔になるため、パネルの隅を外側に引っ張ってかわしましょう。

パネルを外すとき、シート下部の左右にある丸い膨らみが邪魔になります。パネルを外向き(矢印の方向)に引っ張って変形させ、外側からかわすようにしてください。

ちなみに②-1工程でクリップが硬すぎて外れず、パネルに接着剤でくっついていたクリップが引き剥がれることがあります(筆者も剥がれてしまいました)。
もし仮にクリップの接着剤が剥がれてしまっても、もう一度接着剤でくっつければOKです。筆者はセメダインを使って接着しました。

パネルを外すとき、高確率でクリップの接着剤が剥がれてしまいます。筆者も剥がれてしまいました…。
もし剥がれてもまた接着すればOK。筆者はセメダインで接着しました。
③ベルトを短くする

いよいよ問題のベルト(ゴム紐)を加工していきます。
外したパネルの裏側はこんな感じ。ベルトの作りが予想以上にしょぼい…。ほぼ伸び切っているため、もうほとんど伸縮性はありません。

パネルを外すとこんな感じ。ポケットのベルト、思ったよりヘボいですね…。ただのゴム紐じゃん…。
末端の処理も実にザツい!いつ千切れてもおかしくないですよね。

まぁ滅多にシートバックポケットなんて使わないですし、なるべくお金をかけたくないので…
今回は単純にベルトの長さを短くすることで対処していきたいと思います。
やり方は単純。ベルトを束ねてホッチキスで留めるだけ。ただしこのやり方では、ほとんど伸縮性が失われます。

ベルトを短縮させる方法は単純、ホッチキスで留めるだけ。一か所で不安な方は何か所かホッチキスした方がいいかもしれませんね。

どうしても伸縮性を残して新品同様に戻したい!という方は、以下の商品がオススメ。こちらのベルトリペアキットを使えばちゃんと伸縮するようになりますよ。

④パネルをはめる

ここからは外したら部品を元に戻す作業です。シートバックパネルをはめていきます。

パネルには上に2つと下に2つ、合計4つのクリップ(ツメ)があります。パネルをはめるときは上側のツメ→下側のクリップの順にはめてください。

シートバックパネルは合計4つのクリップ(ツメ)で留まるようになっています。

④-1.上側のツメをはめる
まずは上のツメがはまるよう左右の位置を合わせつつ、下から上に向かってツメを入れ込んでください。
上側のツメはシートバック上部にあるここの隙間に入ります。

上側のツメはシート上部の隙間に入ります。ここで左右/上下の位置を合わせます。


④-2.下側のクリップをはめる
上側のツメが入ったら、あとは下側の硬いクリップを押し込んではめ込みます。バキッという音がして固定されればOK。
下側のクリップ(接着剤がよく剥がれるやつ)はここの隙間に入ります。

下側にあるクリップ(接着剤が剥がれるやつです)は、シート下部の穴に入ります。

そのときにシート下部の左右にある膨らみが邪魔になりますが、パネルを広げて外側からかわすようにしてください。

外すときと同様、パネルをはめるときにシート下部の左右にある丸い膨らみが邪魔になります。パネルを外向き(矢印の方向)に引っ張って変形させ、外側からかわすようにしてください。
⑤シート下部の留め具を留める

最後にシートバックポケットの下の方にある留め具を留めて完成。

最後にシート下部にある留め具を停めればOK。これで完成です。
⑥完成!

完成写真は以下の通り。かなり見栄えが良くなりました。そしてこれは思わぬ副作用だったのですが、後部座席がかなり広く感じる!!

無事にシートバックポケットが直りました。時間にして30分〜1時間ぐらいでした。ディーラーに依頼しなくてよかった〜。

作業時間はおよそ30分〜1時間ぐらいでしょうか。結果的に良いことづくめで「あ〜もっと早くやっときゃよかったな」と感じました。シートバックポケットが気になってしょうがない!という方はぜひDIYにトライした方がいいですよ。

やっぱりDIYはやめとこうかな…と思った方は


ここまで解説してきましたが、やっぱりDIYはやめとこうかな…と思った方もいらっしゃるかもしれません。
じゃあこの作業を正規ディーラーに依頼したらどうなるのか?というと、一脚あたり3万円以上の修理費がかかります。運転席と助手席、2脚修理したら7万円もかかります。
…どうでしょうか。やる気しないですよね。

依頼するなら欧州車に強い整備工場へ

「シートバックポケットを直したいけどDIYは不安」「けど正規ディーラーで数万円も払いたくない!」という方は、正規ディーラー以外の整備工場へ依頼するのが得策です。依頼する際は、欧州車の実績が十分にある整備工場を選びましょう。

そんなお店知らないよ!という方は「buv.LAVO(ブーヴラボ)」がオススメです。
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まとめ

いかがだったでしょうか。
ずっと放置していたシートバックポケットの不具合ですが、勇気を出してDIYしてみたらあっけなく直りました。ディーラーで直したら数万円かかることを考えると、少しでも費用を抑えたい方はDIYを強くオススメします。

同じ症状でお悩みの方、ぜひこの記事を参考にしていただき、DIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。