kamas's CARLIFE

カーライフを中心に お役立ち情報を発信

ベンツのパノラミックスライディングルーフは付けるべき?構造や魅力についてベンツオーナーが徹底解説!

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています


皆さんはサンルーフを付ける派ですか?付けない派ですか?

ベンツのサンルーフは正式には「パノラミックスライディングルーフ」と呼ばれ、ほぼ全てのモデルにオプション設定されています。サンルーフは後付けすることができないため、迷うなら付けるべきなのか。それとも、どうせ慣れれば使わなくなるから付けない方がいいのか。
エントリーモデルのAクラスですら20万円もするベンツのパノラミックスライディングルーフ、付けるべきかどうかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「サンルーフを付けるかどうか悩む!」「ベンツのサンルーフって実際どうなの?」と気になっている方のために、パノラミックスライディングルーフの構造や魅力について解説していきます。

これを読めば、ベンツのサンルーフについて丸わかり!実際に愛車(Bクラス)のサンルーフの写真とともに、ベンツオーナーである筆者が徹底的に解説していきます。

パノラミックスライディングルーフは付けるべき?

まずは結論から。パノラミックスライディングルーフは付けるべきか?と言うと…
懐に余裕があるなら付けるべき!
なぜならあっても困らないから。

筆者もこのたび生まれて初めてサンルーフ付きのクルマを所有したワケですが、デメリットよりもメリットの方がはるかに大きいと感じています。具体的にどういう構造なのか、どんなメリット/デメリットがあるのか…などについて解説していきたいと思います。

ベンツのパノラミックスライディングルーフってどんな構造?

まずは筆者が所有するベンツ(Bクラス W247)のサンルーフの構造について解説していきます。
kamas-cars.hatenablog.com

ベンツのサンルーフは正式名称「パノラミックスライディングルーフ」。ルーフの広範囲がガラスとなっている“パノラミック”なサンルーフであり、チルトアップ・スライド可能な“スライディング”ルーフ。室内側には電動ブラインドもあります。

ベンツのスライディングルーフは二枚のガラスで構成。ルーフの広い範囲がガラスとなります。
チルトアップ・スライド可能

ベンツのスライディングルーフは前後で二分割されており、二枚のガラスで構成されています。後方のガラスは動きませんが、前方のガラスはチルトアップと後方へのスライドが可能です。

前方のガラスはチルトアップとスライドが可能。写真はチルトアップした状態。
スライドさせるとこんな感じに。走行時に風が室内に入らないよう風除けが自動的に立ち上がります。
電動ブラインドで日差しを防げる

室内側には電動のブラインドが設けられています。「今日はサンルーフの気分じゃないな」と思ったときはブラインドを閉めれば“普通のルーフ”に早変わり。そのほか日差しが眩しいときなども便利ですね。

電動ブラインドを閉めた状態。写真では明るく見えますが、実際には電動ブラインドを閉めればほとんど光は入ってきません。
スイッチはオーバーヘッドコンソールに

電動ブラインド、スライディングルーフともにオーバーヘッドコンソールにあるスイッチで操作することができます。

ちなみに電動ブラインドの開閉は音声認識でも操作できます。「ハイ、メルセデス。ルーフを開けて」と言えばブラインドがウィーンと開きます。ポイントは“ルーフ”と呼ぶこと。“サンルーフ”では通じません。
なお、外側のガラスの開閉は安全に関わるため音声認識では操作できません。

スライディングルーフはオーバーヘッドコンソールの中央にあるボタンで操作できます。
操作方法はこの通り。
色々な自動機能も

ベンツのパノラミックスライディングルーフは色々な自動機能があります。

自動リバース機能
ルーフが閉まる途中で障害物が動作を妨げたら、自動で再度開くようになっています。いわゆる挟み込み防止ですね。

自動下降機能
スライディングルーフをチルトアップしているときに速い速度で走行すると自動的にチルト角度が下がり、遅い速度に戻ると再度チルト角度を元通りまで上げてくれます。

レインクローズ機能
雨が降り出すと、車両が動いている間は、上がっているスライディングルーフが自動的に下降します。

その他、雨が降っているときやバッテリー電圧が低下した状態でエンジンを切ると、開いていたスライディングルーフは自動的に閉まるそうですよ。

パノラミックスライディングルーフのメリット

ではパノラミックスライディングルーフを付けるメリットは何なのでしょうか。
実際に所有してみて感じたメリットをご紹介していきたいと思います。

開放感が段違い

一番のメリットは室内の開放感だと思います。
生まれて初めてサンルーフ付きのクルマに乗った筆者ですが、電動ブラインドを開けた瞬間の開放感はちょっと感動しました。

もともと頭上空間が広く開放感があるBクラスですが、やはり天井から外が見えるという視覚的な効果はバツグン。天井から光が差し込むため室内も明るくなります。特にパノラミックスライディングルーフは天井の広い範囲がガラスになっており、開放感が段違いです。
サンルーフに慣れ始めた今、サンルーフなしのクルマに乗り換えたらちょっと窮屈に感じるかもしれません。

その開放感はコストに見合うだけのメリットがあるか?と問われると“人による”としか答えられませんが、「気が向いたらルーフを開けて開放感を味わう」という選択の自由が得られるのは大きなメリットです。

サンルーフがあると開放感が段違いです。迷ったら付けましょう。
普段見えない景色が見える

普段見えない景色を見て楽しめるのもサンルーフの一つのメリットかなと思います。
特にパノラミックスライディングルーフは前後二枚のガラスがあるため、後部座席の人もサンルーフからの景色を楽しめるのです。
信号機の裏側とか橋の下側とか…まぁしょうもないっちゃしょうもないですし、慣れたら何でも無いと思いますけどね。でもこういうのって子ども好きなんですよ。

ちなみに、よくCMで「星空を見に行こう!ほらサンルーフを開けて…」みたいなのを見かけますが、まだ実際にその使い方はしたことはありません。たぶん星空見るなら車の外に出て見ますよね…。

サンルーフからは普段見えない景色を見ることができます。青空、星空、鳥など…。
ツートンカラーで見た目も良い

パノラミックスライディングルーフ装着車はルーフが黒色になり、いわゆるツートンカラーとなります(ボディが黒色だと気付かれませんが)。天井が黒いと視覚的に全高が低くカッコよく見えるのは一つのメリットだと思います。

スライディングルーフ装着車は天井が黒のツートンカラーになります。
チルトアップの美学

パノラミックスライディングルーフはチルトアップできるようになっています。
サンルーフをチルトアップさせた状態ってちょっとカッコいい。
別にタバコ吸うわけじゃないので換気する必要もないですが、こういう遊びができるのもパノラミックスライディングルーフを付けた人の特権です。

サンルーフをチルトさせたクルマってちょっとカッコいい!こんな遊びもサンルーフ車の特権です。

パノラミックスライディングルーフのデメリット

では次に、パノラミックスライディングルーフのデメリットについてご紹介していきます…と言いたいところですが、実は今のところデメリットと感じることがありません。

一般的にサンルーフのデメリットとされるのは、ガラスの重量だけクルマが重くなること、それによる燃費の悪化、重心が高くなることによる操縦安定性の損失、剛性の低下など…。正直そんなもん一般人が実感できるワケないと思っています。サーキット走る訳じゃないですからね。

サンルーフのデメリットの一つは重量増加と言われていますが、一般人はほとんど実感することはないでしょう。
強いて言うなら故障のリスク

パノラミックスライディングルーフを付けるデメリットはほとんどないと思っていますが、強いて言うなら部品が増えるので故障のリスクは多少高くなる可能性はあります。

サンルーフ周りの故障のほとんどは雨漏りと言われていますが、ベンツの場合はスライディングルーフが閉まらなくなる不具合がチラホラあるようです。スライディングルーフのレール部分に割れたパーツが挟まって閉まらなくなってしまう…というケースがあるようですね。

ただし、新車登録から3年以内はメルセデスケアで保証修理できますし、認定中古車であれば購入から2年は認定中古車保証が有効です。「スライディングルーフの修理費が心配」と言う方はベンツの正規ディーラーが展開している保証サービスをうまく利用していきましょう。

サンルーフ内部の構造はこんな感じ。たしかに複雑な構造です。

まとめ

いかがだったでしょうか。
はじめてサンルーフ付きのクルマを購入した筆者ですが、開放感、採光の観点からとてもメリットが大きいと感じています。たぶん次のクルマからはサンルーフ付きが必須条件になるかも。パノラミックスライディングルーフを付けようかな?とお悩みの方、ぜひ付けることを強くオススメします。デメリットよりもメリットの方が大きいと思いますよ。

ちなみにサンルーフを一番気に入っているのは実は息子(小3)。天井から景色が見えるのに加え、電動ブラインド、チルトアップ、スライドというギミック要素が面白いようです。フルオプションって素晴らしい。