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ベンツのヘッドアップディスプレイって実際どうなの?使い方から新旧モデルの違いまで徹底チェック!

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皆さんはヘッドアップディスプレイ(HUD)に対してどんな印象をお持ちでしょうか。
フロントガラス付近に情報を投影することで、視線を大きく動かさずとも情報を伝えてくれるヘッドアップディスプレイ。近未来的な装備で安全性向上に有効だとされる一方、「実際に使わないからいらない」「運転中に目障り」などポジティブな意見とネガティヴな意見が割れているようです。
ベンツの場合、ヘッドアップディスプレイはほとんど全てのモデルにオプション設定されています。決して安くないオプションなので、付けるかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ベンツのヘッドアップディスプレイについて解説していきたいと思います。
新旧モデルに搭載されているヘッドアップディスプレイを比較し、どんな情報が表示できるのか?操作性はどうなのか?新旧モデルで何が変わったのか?実際に役立つのか?…などなど、オーナーならではのマニアックな目線で徹底チェックしていきます。

旧世代のヘッドアップディスプレイ

まずは旧世代のベンツに搭載されているヘッドアップディスプレイについて解説していきたいと思います…いや、「旧世代」なんて言うと語弊があるかもしれませんね。いわゆる「コマンドシステム」と呼ばれる車載システムが搭載されている世代で、Aクラスで言うとW176、Cクラスで言うとW205前期など…要はMBUXが搭載される前のモデルです。

表示できる情報

コマンドシステムのヘッドアップディスプレイに表示できる情報は以下の通り。

  1. ナビゲーションのメッセージ
  2. スピードメーター
  3. オートクルーズコントロールの速度

表示できる情報は常に固定されており、ドライバーが選択することはできません。

操作性

ヘッドアップディスプレイのON/OFFは室内の端の方にある物理スイッチを押すだけ。単純明快で分かりやすいのは良いと思います。

しかし、表示位置や明るさの調整はかなり煩雑。ステアリングのボタンでメーターパネルを操作し、かなり階層の深いところまでアクセスする必要があります。

また、ヘッドアップディスプレイの表示位置はメモリーすることができず、毎回デフォルトの位置に戻されます。毎回使うときに位置調整しなければならず、ちょっと面倒ですね。

ヘッドアップディスプレイのON/OFFは写真右上の「ℹ︎」マークのボタンを押すだけ。簡単に操作できるのはグッドポイント。
ただしヘッドアップディスプレイの明るさや位置調整はメーターパネルの階層の深いところまでアクセスする必要あり。ちょっと面倒ですね。

新世代のヘッドアップディスプレイ

次は現行モデル含む、新世代のベンツたちに搭載されているヘッドアップディスプレイについて解説していきたいと思います。いわゆる「MBUX」と呼ばれる車載システムを搭載したモデルたちですね。

表示できる情報

MBUXのヘッドアップディスプレイは、表示できる情報がかなり多彩。3つの表示エリアに分かれており、表示内容をかなり細かくカスタマイズできます。

具体的な表示内容は以下から選択できます。

  1. 左側
  2. ナビゲーション/平均燃費/Gメーター
  3. 中央
  4. スピードメーター/アシスト関連(オートクルーズなど)/車間距離警告など
  5. 右側
  6. トラフィックサインアシスト/アシスト関連(電話機能など)

でも、ヘッドアップディスプレイをそこまでカスタマイズする人おるんかな?ってのも正直なところ。ほとんどの人がデフォルトの状態で使ってるんじゃないでしょうか。

操作性

ヘッドアップディスプレイの操作は全てステアリングのタッチパッドで行います。
遠方に投影されているヘッドアップディスプレイの中を小さなタッチパッドでチマチマ操作するのは正直やりづらいし見にくいです。

また、ヘッドアップディスプレイのON/OFFの物理ボタンは廃止。メーターパネルのメニューからヘッドアップディスプレイ側にアクセスし、そこからON/OFFのコマンドまで辿り着く必要があり、正直ちょっと面倒ですね。

ヘッドアップディスプレイの操作はステアリングのタッチパッド(黒い四角)で行います。タッチ精度などは問題ないですが…
ヘッドアップディスプレイの設定画面は文字が小さく正直見づらいですね。この画面をタッチパッドで操作するには慣れが必要です。
メーターパネルのホーム画面(写真)を表示した状態で上にスワイプすると、やっとヘッドアップディスプレイの操作が可能に。ちょっと大変です。
進化したところ

コマンドシステム⇒MBUXになって進化したな〜と感じるのはヘッドアップディスプレイの機能は以下2点。

一点目は直感的な操作ができるようになったこと。
音声認識機能で「ハイメルセデス、ヘッドアップディスプレイをオンにして」と言えば一発で起動。タッチパッドも然り、直感的に操作できるのは最新のデバイスならではです。

二点目は、モリー機能が搭載されたこと。
旧世代ではできなかったのですが、MBUXではヘッドアップディスプレイの明るさや位置のメモリー機能を搭載。シートポジションと共に記憶することが出来るので、毎回調整する煩わしさはないのは嬉しいですね。

あとヘッドアップディスプレイのUIデザインがカッコよくなったのもポイントでしょうか。カッコいいと感じるかどうかは個人差あるでしょうけど。

実際に使ってみた感想

それでは、実際にベンツのヘッドアップディスプレイを使ってみてどうなのか?について忖度なしで解説していきたいと思います。

視線移動せずに見れるのはGOOD

まず一番のメリットは、言うまでもなく視線の移動が少なくて済むこと。
ダッシュボード上の透明な投影板に映す「コンバイナー式」では手前に焦点を合わせる必要があり、視線移動が大きく目障りに感じることも多いですが…
ベンツのヘッドアップディスプレイはフロントガラス投影式。遠方に焦点があるので視線移動が最小限で済み、視界の妨げになりにくいのが利点です。

DVD見ながらナビも見れる

ヘッドアップディスプレイとナビ/メーターパネルを併せて活用すれば、色々と便利な使い方もできます。
例えば、DVDなどのメディアをナビパネルで流しながら、ナビゲーション情報はヘッドアップディスプレイに映す…ということも可能。同乗者はDVD見たいけどドライバーはナビを見たい、と言う状況で両者の希望を叶えることができるのです。

ナビパネルは同乗者も視認できますが、ヘッドアップディスプレイはドライバーに特化した表示デバイス。どの情報をどこの画面に投影するかを工夫すれば、かなり便利なツールになりますよ。

迷うなら付けるべし

では最後に。
ズバリ、ベンツのヘッドアップディスプレイは付けるべきか?ですが
迷うなら付けた方がいいと思います。

たしかにヘッドアップディスプレイが無くても不便は感じないかもしれません。でも、いざヘッドアップディスプレイに慣れてしまうとナビパネルを見るとき視線移動が煩わしいと感じてしまうのです。人間に慣れって怖いですよね。

最悪、ヘッドアップディスプレイが視界の邪魔と感じたらOFFにしとけば良いわけですから。あって困ることはないと思います。

ベンツの場合、ヘッドアップディスプレイが単体でオプション設定されているケースはレアで、大抵はオプションパッケージとしてその他オプションと抱き合わせで設定されています。オプションパッケージの内容はモデルによって様々なので、ご自身にあったオプションを検討されたいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
「実際はあまり使わない」「視界の邪魔になるし目障り」などと言われるヘッドアップディスプレイですが、少なくともベンツのヘッドアップディスプレイは視認性も良好ですし視界の邪魔になることもない。デメリットは見当たりません。

と言うことで「ヘッドアップディスプレイ付けようかな?どうしようかな?」と考えている方はぜひお付けすることをオススメします。一度でも慣れてしまうともうヘッドアップディスプレイなしには戻れないかもしれませんよ!