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Bクラス マイナーチェンジでどこが変わった?違いを徹底解説!

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メルセデスベンツが展開するコンパクトミニバンであるBクラス。セダンやSUVがメインでラインナップされるベンツの中では異彩を放つ存在ですが、開放感ある室内空間や最新の安全装備を持つ確かな実力の持ち主です。
2019年にフルモデルチェンジされたBクラスですが、2023年2月にマイナーチェンジが実施されました。ベンツの中では求めやすい価格なので購入を考えている方も多いと思いますが、マイナーチェンジでどこが変わったか気になりますよね。

そこで今回はBクラスのマイナーチェンジでどこが変わったか?を徹底解説していきます。これを読めば前期・後期の具体的な違いがよく分かりますよ。

実車に乗った感想内外装の写真をもとに、細かな違いまで徹底解説!ベンツ2台を所有するオーナーならではの目線で解説していきます。

比較するモデルはこちら

今回、前期/後期の違いをご紹介するにあたり比較するのはこの2台。B180とB200dでグレードが異なる点はご承知おきください。

    前期型(マイナーチェンジ前)
  • 車名
    メルセデスベンツ Bクラス
  • グレード/型式
    B180 / W247前期
  • オプション
    AMGライン
    ナビゲーションパッケージ
    レーダーセーフティパッケージ
    アドバンスドパッケージ
  • ボディカラー
    コスモスブラック

    後期型(マイナーチェンジ後)
  • 車名
    メルセデスベンツ Bクラス
  • グレード/型式
    B200d / W247後期
  • オプション
    AMGラインパッケージ
  • ボディカラー
    イリジウムシルバー

外装の違い

まずはエクステリア(外装)の違いから解説していきます。今回のマイナーチェンジでは、エクステリアは最低限の変更に留められた印象です。

フロントグリル

エクステリアで一番分かりやすい変更点はフロントグリルのデザインでしょうか。
前期型では“ダイヤモンドグリル”であったのに対し、後期型は“スターパターンフロントグリル”へと変更されました。スリーポインテッドスターを散りばめた煌びやかな雰囲気ですね。

前期型のダイヤモンドグリルから、後期型のスターパターンフロントグリルに変更されました。煌びやかな印象です。
ヘッドライト・テールライト

ヘッドライトやテールライトもデザインが変更されています。
ヘッドライトはデイライトなど内部のデザインが変更されています。

前期型は2本のデイライトが特徴的でしたが、後期型はコの字型になりました。

テールライトも内部のデザインが変更されています。クールな表情になりましたね。

前期型は穏やかな表情でしたが、後期型はクールな印象。
ホイールカラー

AMGライン専用のホイールカラーが変更されています。前期型は全体がシルバーであったのに対し、後期型ではリムやスポークのフチがブラックアウトされています。

前期型は全体がシルバーでしたが、後期型はフチがブラックアウトされています。スポーティーになりました。
バンパー周りが少し変わった?

色んなサイトの情報によるとリヤディフューザーのデザインが変わったらしいんですが、正直全然分かりませんでした。どこが変わったんだろう?

リヤディフューザーのデザインが変更されたとの情報もありましたが、正直分かりませんでした。

内装の違い

次はインテリア(内装)の変更点について解説していきます。インテリアは大きな変更点がいくつかありますよ。

ステアリングが最新型に

運転席に座ると真っ先に気づくのがステアリングが変更されたこと。最新型のステアリングへと変更されました。いわゆる“トンボ型”ですね。

ステアリングがいわゆるトンボ型になりました。最新感が漂います。

ステアリング変更に関して個人的な気づきを以下に記します。
メリット:かっこいい
何と言ってもスタイリッシュでかっこいいですね。小さなハブと直線的なスポークでクラシカルなデザインです。
デメリット①:指紋が目立つ
タッチ機能を備えたスポークですが、グロスブラックなので指紋が目立つのが気になります。どうしても手で触れる箇所ですから…。
デメリット②:スワイプしにくい
実際に触ってみて感じたのですが、ステアリングを握った状態で親指でスワイプするのが何ともやりにくいです。スポークが中心に向かって奥まっているデザインだから届かないんですよ(私の指が短いだけかも)。

タッチパッド廃止

前期型のセンターコンソールに鎮座していた印象的なタッチパッドが廃止され、後期型では小物入れになりました。ボタンのレイアウトも変更されています。

存在感のあったタッチパッドが廃止され、小物入れになりました。

小物置きのスペースが増えたのはメリットですね。ちょっとした小物を置くのに便利ですね。
ただしタッチパッドが廃止されたことで、地図の拡大縮小操作はナビ画面にタッチしないと出来なくなったのは不便かも知れません。
なお、ダイナミックセレクトのスイッチはトグルスイッチからボタンに変更されました。後期型はポチポチと押して切り替えられるのでやりやすいんですが、前期型のトグルスイッチの方がロマンがあって好きだったかも。

USBポートが光ってる

フロントのアームレスト内やセンターコンソールの小物入れ、後部座席の前方にUSBポートが設置されていますが、USBポートが光っていました!
見た目がオシャレですし、夜間の視認性が向上しました。

後期型はUSBポートが光るようになっていました。写真はアームレスト内部です。
細々とした装備が廃止された

コスト削減のためでしょうか、前期型では存在していたのに後期型では消えている装備がいくつかありました。
①後部座席のアームレスト/ドリンクホルダー

後期型では後部座席のアームレスト/ドリンクホルダーが撤廃されました。ちょっと残念ですね。

②サングラスホルダー

オーバーヘッドコンソールのサングラスホルダーが撤廃されました。

③センターコンソール後ろの小物入れ

前期型は下部をパカっと開けると小物入れがあったのですが、後期型では廃止されてUSBポートのみとなりました。

④トランクルーム網ポケット

トランクの横にあった網ポケットが廃止されました。なお、左側にあったシガーソケットも無くなっています。

⑤リヤバックドアLED

リヤバックドアにあったLEDが撤廃されました。展開したときに後方の遠くから視認されるので良かったんですが。

⑥運転席からのパワーテールゲート閉

ボタンの見た目は変わらないのですが、マイチェン後の後期型は「開」動作はできるものの「閉」動作ができなくなりました。後ろにまわって閉めなければいけません。ちょっと不便ですよね。

Bクラスはマイナーチェンジされる前にも一度大幅な仕様変更がなされたことがあり、上記でご紹介した例はその時の仕様変更も含まれています。
ユーティリティに強みのあるBクラスにおいて、後部座席のアームレストやドリンクホルダーが廃止されたのはちょっと残念ですね。

乗り心地の違い

続いて乗り心地に関して気づいたことがいくつかありました。同時に比較して試乗した訳ではないので、記憶の中で比較しました。

静粛性アップ


運転し始めて、まず感じたのは「静かになった!」ということ。エンジン音やタイヤノイズに加え、周囲のクルマの走行音など環境音までもが明らかに小さくなりました。
鈍感な私でもハッキリと感じましたから、きっと数値上はかなり静粛性がアップしているものと思われます。

乗り心地良くなった


路面の凹凸を乗り越えたときのショックが軽減されて、柔らかな乗り心地になったように感じました。
前期型に乗ったときはAクラス同様に「硬めな乗り心地だな」という印象でしたが、今回乗った後期型では乗り心地がかなり改善されています。特に低速域の突き上げ感が軽減したように感じられました。

システム関連(MBUX)


マイナーチェンジで大きく進歩したのは、MBUXが最新版にアップデートされたことです。
もともとMBUX(Mercedes Benz User Experience)は画期的な車載システムとして話題を呼びましたが、今回のマイナーチェンジでさらにアップデートされました。具体的にどこが変わったのか?見ていきましょう。

オープニングが変わった
オープニング画面が変わりました。煌びやかなスリーポインテッドスターが印象的です。

まず最初に「お?」と思ったのはオープニングが変わったこと。運転席に乗り込んでドアを閉めると、映画みたいな音響と共に数秒のオープニングが流れます。
今回は煌びやかなスリーポインテッドスターを散りばめたデザインがテーマなのでしょうか。

ARナビが搭載された

今回の目玉機能がARナビです。ナビゲーションの進行方向を実際の映像上に矢印で示すという機能。
実際にどんな感じか?と言うと…下写真のような感じ。

新機能のARナビ。こんな感じで実際の映像上に進行方向が矢印で示されます。

実際に使ってみた感想は以下の通り。
●分かりやすい
一番のメリットはやはり分かりやすいこと。実際の映像上に矢印が投影されるため、複雑な交差点でも分かりやすいですね。画質も良いので見やすいです。
最初は正直「こんなのいるかな?」と思いますが、慣れれてくるとかなり便利。気づいたらこの機能は手放せないマスト機能になるかも?

●映り込みが気になる
ルームミラー裏のカメラを使って、室内からフロントウインドウ越しの映像を投影する仕組みです。そのため日差しの強い日はフロンドウインドにダッシュボードが映り込みます。ハッキリと映り込む訳ではないので支障はないですが、ちょっと気になりました。

メーターパネルのレイアウト変更


メーターパネルのレイアウトの組み合わせが変更されました。
前期型ではメーターパネルの左側・中央・右側の3エリアでそれぞれ表示できる項目を選べるようになっており、多数の組み合わせが可能でした。

一方、後期型では「ジェントル」「スポーティー」「クラシック」の3つのデザインから選ぶだけで、表示できる項目は固定になりました。表示できる項目の組み合わせパターンは減ったものの不便は感じません。むしろこっちの方がシンプルで分かりやすいかも知れませんね。

その他「ナビゲーション」「メンテナンス」「アシスト」の画面も表示できるようになっています。

アイコンのデザインが変更


ナビパネルのレイアウトは大きな変更はないものの、デザインが変更されてアイコンも大きく見やすくなりました。分かりやすくて良いですね。ただ高級感はちょっと下がったかも?

信号表示がされるようになった


信号待ちで停止すると、“信号表示”としてナビ画面上に前方の映像が出てくるようになりました。使い道はイマイチ分かりませんが、ARナビゲーションの副産物でしょうかね。

洗車モードが搭載された


今回のマイナーチェンジで“洗車モード”なる機能が搭載されました。どうやら以下の機能があるようです。
・ミラーを自動で格納
・パークトロニックOFF(水に対する反応を防止)
・レインセンサーOFF(ワイパー誤作動防止)
・ウインドウやサンルーフを自動で閉める
洗車機に突っ込む時に便利な機能ですね。

ハイ、メルセデスはもちろん健在


MBUXの目玉機能である音声認識機能、ハイメルセデスはもちろん搭載されています。ちょくちょくアップデートされて受け答えの内容が変わる印象なので色々と試してみましたが、概ね前期型と同じ受け答えでした。

BMWについてどう思う?」と聞くと「あなたと同じです。そうでなければあなたは今そこに座っていないでしょう」と皮肉たっぷりに返してきました(前期型でも同じ返しでした)。ハイメルセデスは健在です。

装備

次は装備に関して変更された点について解説していきます。マイナーチェンジによりオプション体系が変更されたこともあって、標準装備されている機能が変更されています。

アダプティブハイビームアシスト


マイナーチェンジによりアダプティブハイビームアシストが全車標準装備となりました。実際に使ってみると、機能が進化しているように感じました。前期型よりも、照らして欲しいところできっちりとハイビームにしてくれるようになりました。

アドバンスドサウンドシステム

この機能もマイナーチェンジにより標準装備となりました。トランク下にウーファーが装備されており、力強い低音を聴かせてくれます。

同じオプションであるものの、ウーファー自体は変更されています。なんとなーく前期型の方が低音が強めに出てたような…。

全体を通して

今回、マイナーチェンジ後の後期型に乗ってみた結果、総じて感じたのは「より一層高級車然とした乗り味になったな」ということ。静粛性や乗り心地に関しては、鈍感な私でもハッキリと進化を感じることができました。
マイチェンは関係ないですが、やっぱり広々とした室内空間と見晴らしの良さはBクラスの強みですね。他のベンツでは味わえない開放感だと思います。

ただし、前期型にお乗りの方が見たら、内装の細かいところがコストダウンされたと気づくでしょう。特にアームレストが撤廃されたのは残念です。

前期型のが良かった…と思った方は

今回のマイナーチェンジで静粛性や乗り心地、MBUXのアップデートなど様々な面で改良されました。ただし、サングラスホルダーや後部座席のドリンクホルダーが必須と考えている方にとっては「前期型のが良かった…」と感じるかも知れません。
今から新車でBクラスを購入すれば間違いなく後期型になるでしょうから、前期型が欲しい方は中古車を検討されてはいかがでしょうか。

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マイナーチェンジされてからまだ数ヶ月しか経っていないので、新車同然の前期型Bクラスが中古車として多く販売されています。また、中古車のメリットは何と言っても安いこと。新車に比べるとかなりお買い得に購入することができます。
さらにベンツの中古車は、認定中古車以外でも新車登録から3年以内であれば新車保証(メルセデスケア)が継承できます。中古車は維持費がかかりそう…と不安に感じる必要はなく、初回車検までは維持費はかかりませんから心配しなくて大丈夫ですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。
ベンツの中でも室内空間が圧倒的に広いBクラス、今回のマイナーチェンジで乗り心地や静粛性を大きく向上させてきました。充実したユーティリティと最新の安全装備、普段乗りのクルマとしてはこれ以上ないほど素敵な選択肢ではないでしょうか。
ベンツに挑戦してみたい方、ぜひご検討されてみては?

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