皆さんのお車、エアコンの調子はいかがでしょうか。
今年も7月に入ってから厳しい暑さが続いていますよね。車の中も灼熱と化しているこの時期は、特にエアコンの有り難さを気に染みて感じます。そんな中、我が家のベンツAクラス(W177)のエアコンが故障しました。なんでこんなクソ暑い時期に故障すんだよ…。
今回はベンツAクラスのエアコン故障の原因と対策(修理内容)について解説していきます。これを読めばベンツAクラスの現行モデル特有のエアコン不具合について分かりますよ。今回のエアコン不具合に至った背景から実際に行った修理の内容について解説していきます。同じ症状に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
車両の詳細情報
- 車名
メルセデスベンツ Aクラス A180 スタイル - 年式/型式
2018年12月登録車両/W177前期
今回の不具合内容
まずは今回のエアコン不具合の症状についてご紹介します。今回見られた症状としては以下2つ。
- エアコンから冷風が出ない
- アイドリング回転数が不安定
エアコンから冷風が出ない
今回の主な症状はエアコンから冷風が出ないこと。
いつものようにクルマに乗り込んでエンジンを付けたところ、いつまで経っても熱風しか出ない。もちろんA/CはONになっていますし、温度設定は最下限のLOW、風量や風向はAUTO。
確認のため風量や風向を手動にすると、ちゃんと連動して動くものの出てくる風はずーっと熱風のまま。その前日までは問題なく作動しており、ちゃんと冷風も出てたんですけどね。
ちなみに不具合が発生した日は特に気温が高く、その日の前日まではせいぜい最高気温30〜33℃でしたが、不具合が発生した日は実に36℃超え。一気に暑さが厳しくなったその日に不具合が発生しました。
アイドリング回転数が不安定
今回のエアコン不具合が発生したと同時に、アイドリング回転数が不安定になる症状も併発しました。
普通は1000rpmぐらいで安定しているはずが、一瞬だけ600rpm程まで落ち込み、すぐに1200rpmぐらいまで回復、その後1000rpmで安定…というサイクルをずっと繰り返しておりました。
この症状、過去に経験した不具合と似ている…。
そう、我が家のAクラスは過去にエアコンの不具合を経験しているんですよ。次項で詳細に解説していきます。
背景(過去の不具合履歴)
実は我が家のAクラス、今回でエアコン不具合が通算で3回目です。去年と一昨年にも同じような症状が発生しております。
エアコンに関する不具合履歴
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不具合① (2021年夏頃)
- 不具合内容 LOWにしないと冷風が出ない
- 原因(ディーラー診断) 温度センサーの故障
- 対応 温度センサーの交換
- 結果 症状解消
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不具合② (2022年夏頃)
- 不具合内容 風量調節できない
- 原因(ディーラー診断) 圧力センサーの故障
- 対応 圧力センサーの交換、プログラム更新
- 結果 直後に不具合③が発生
-
不具合③ (不具合②に続いて発生)
- 不具合内容 風量調節できない、外気温がおかしい、アイドリング不安定
- 原因(ディーラー診断) プログラム更新失敗
- 対応
コントロールユニット交換
エアコンガス再充填
圧力センサー再交換 - 結果 症状解消
したがって、圧力センサーや温度センサー、コントロールユニットなどエアコンに関係する部品はひと通り交換済みです。エアコンガスも昨年充填してますし。さて、こんなにも整備された車両で発生した今回のエアコン不具合。
いったい原因は何なのか…?
不具合の原因と対応
今回の「エアコンから冷風が出ない」「アイドリング不安定」の不具合について、原因と対応を解説していきます。
原因
今回のエアコン不具合の原因は以下でした。
エアコンガスの圧力が不適切だった
どうやらW177のAクラスではエアコンガスの圧力が規定範囲であってもコンプレッサーが誤作動してしまう模様。そのため規定範囲よりも若干下目に調整する必要があるらしいです。
また、コンプレッサーが誤作動し続けたことにより、エンジンに負荷がかかりアイドリング回転数が不安定になったとのこと。
対応(修理内容)
今回のエアコン不具合の対応としては、エアコンガスの圧力を下げたとのこと。具体的には規定値よりも少し下目になるよう調整したとのことでした。
担当者曰く、メルセデスベンツからディーラーに対して、コンプレッサー誤作動の対応策としてエアコンガスを規定値より下目に調整するよう指示があったそうな。
結果、無事症状は解消されました。今は寒いぐらいにエアコン効いてます。
修理費用
今回は明細は提示されず、正確な作業工賃は分かりませんでした。いずれにせよ我が家のAクラスは認定中古車保証の期間内だったため修理費用の負担はありませんでした(あと2日で切れるとこでした…危ねえ…)。
まとめ
ここまで起きたAクラスの不具合内容をまとめると以下の通り。
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不具合① (2021年夏頃)
- 不具合内容 LOWにしないと冷風が出ない
- 原因(ディーラー診断) 温度センサーの故障
- 対応 温度センサーの交換
- 結果 症状解消
-
不具合② (2022年夏頃)
- 不具合内容 風量調節できない
- 原因(ディーラー診断) 圧力センサーの故障
- 対応 圧力センサーの交換、プログラム更新
- 結果 直後に不具合③が発生
-
不具合③ (不具合②に続いて発生)
- 不具合内容 風量調節できない、外気温がおかしい、アイドリング不安定
- 原因(ディーラー診断) プログラム更新失敗
- 対応
コントロールユニット交換
エアコンガス再充填
圧力センサー再交換 - 結果 症状解消
-
不具合④(2023年夏頃)
- 不具合内容 冷風が出ない、アイドリング不安定
- 原因(ディーラー診断) エアコンガス圧力不適切
- 対応エアコンガス圧力調整
- 結果 症状解消
いかがだったでしょうか。
何となく我が家のAクラスはエアコン周りに地雷を抱えてそうです。今回はあと2日で認定中古の保証が切れる…というタイミングで起こった不具合でした。今はすでに保証切れ。全部不具合は出し切ったと願いたいですねぇ。
買い替えをご検討の方は
W177のAクラスも既にデビューから4年半。Aクラス乗りの方においても、はぼちぼち買い替えをご検討の方もいらっしゃるでしょう。マイナーチェンジしましたしね。
しかし、昨今の流れでAクラスの新車価格も大幅に値上げ。ちょっと手が出ないな…と思った方は中古車を視野に入れてはいかがでしょう。
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