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【W177】ベンツAクラス 乗り心地はどう?硬いってホント?オーナーが徹底解説!!

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こんにちは、kamasです。
ベンツの新型Aクラスの乗り心地•加速感•ハンドリングについて解説していきます!

Aクラス(W177) 乗り心地のレビュー

Aクラスはベンツのエントリークラス。比較的手の届きやすいモデル(あくまでベンツの中での話ですが)と言うこともあり、購入を検討されている方も多いのでは無いでしょうか?
しかし、新型Aクラスは「足回りが硬すぎて酔う」「カローラのが乗り心地良いらしい」なんて声もチラホラ…。そこで、新型Aクラス(W177)の乗り心地についてオーナーが徹底解説し、その真相に迫ります!
参考までに私が今まで乗った愛車歴はBMWミニ(R50)、スバルインプレッサ(GH6)、そしてベンツCクラス(W205)。このあたりのクルマを基準にして庶民の目線で乗り心地をレビューしていきますよ。


kamasが所有するAクラスの詳細


●車種
メルセデスベンツ Aクラス
A180 スタイル
●型式
2018年製 W177
●ボディーカラー
ポーラーホワイト
●オプション
AMGライン
レザーエクスクルーシブパッケージ(チタニウムグレー)
ナビゲーションパッケージ
レーダーセーフティパッケージ

乗り心地/足回り


新型Aクラス(W177)の購入を検討されている方で最も気になるのが“乗り心地”すなわち“足回りの味付け”ではないでしょうか。一部では「足回りが硬すぎて酔う」「カローラの方が乗り心地良い!」なんて噂もチラホラ。果たしてそんなにAクラスの足回りは硬いのか?

…「やや硬めだけど騒ぐほどじゃないし、不快な硬さではない」と言うのが私の印象です。

トーションビーム」がマイナスイメージを助長?
メルセデスベンツ公式ホームページより

まず、なぜそんなにAクラスの乗り心地が話題にされるのか?それは「トーションビーム」というサスペンション形式がマイナスイメージを助長したことが原因のひとつじゃないかと思っています。
AMGモデルを除くAクラス(W177)のサスペンションはトーションビームトーションビームはシンプルな構造ゆえコストが安く、軽自動車を始めとするコンパクトカーに採用されるケースが多いそうですね。今回ベンツは初めてトーションビームをAクラスで採用した訳ですが、天下のメルセデスがコスト重視のトーションビームを採用するなんて!という批判がAクラスの乗り心地を懸念する声に繋がったんじゃないかと思っています。
一方、将来的な電動化を見据えて省スペース化する目的でトーションビームを採用した可能性も大いにあります。実際、2021年5月頃にPHEVの「A250e」がラインナップに加えられたり、次期Aクラスがマイルドハイブリッドと噂されてますからね。

実際「トーションビーム」の乗り心地はどうなのか


さて、“トーションビーム“がAクラスの乗り心地における懸念材料だと言うことは分かったものの実際はどうなのか?と言うと、正直トーションビームかどうかなんて私のような鈍感な素人が乗ったところでよく分からないんですよねトーションビームは“路面を追従する機能が低い”とされていますが、実際に街乗りでそのデメリットをハッキリと感じることは少ないんじゃないかなーと思います。

とはいえ、Aクラスの足回りはそんなに騒ぐほどじゃないですが「やや硬め」。ベンツと聞いて想像する“魔法の絨毯”のような乗り心地ではありません。Cクラス以上のベンツのような高いレベルのクルマに比べると、路面からの突き上げ感はやや強めです。ただAクラスの硬さは不快ではありません。その理由は…?


硬いけど不快ではない?


Aクラスの足回りの硬さを不快に感じない理由。それはハンドリングや加速感などもダイレクトな味付けなので、足回りもこれぐらい硬い方がキャラクター的にマッチしているから。ここら辺は人によって感覚が違うので何とも言えませんが、路面からの衝撃を程よく吸収しつつ、接地感を十分に感じ取れるので、個人的にはとても良いアンバイの硬さだと思います。昔乗っていたBMWミニ(R50)よりは柔らかく、快適性も考慮した硬さです。あの頃のミニはガッチガチでしたからね…。アレはアレで楽しかったですが。
また、やはりドイツ車、高速走行時は怒涛の安定感。街乗りではやや硬く感じた足回りも、高速を走るととても安心感を感じます。

走る楽しさと快適性は相反する?


Aクラスの足回りは硬過ぎる!という意見は、おそらくCクラス以上のベンツと比べた時の話。ベンツに乗り慣れていて快適な移動手段をクルマに求める人であれば、確かにそう言いたくなる気持ちも分かります。
その点、カローラのハイブリッドモデルは一度試乗したことがありますが、街乗りにおいてはとても滑らかで静かで、快適性の高いクルマでした。ですから、「カローラの方が乗り心地が良い」と言う噂もある意味当たっていますね。
ただ走る楽しさや高速安定性は、Aクラスに分があります。Aクラスは操作に対してダイレクトにクルマが動いてくれるので、運転していてすごく楽しいですし、高速安定性は非常に高いです。
快適性と走る楽しさは相反するものなのかも知れません。


加速感/エンジン&トランスミッション


AクラスはA180とA200dの2グレード構成です。それぞれのエンジスペックは以下の通り。
A180: 1330cc直列4気筒ターボ
最高出力136ps/5500rpm
最大トルク200Nm/1460〜4000rpm
A200d:1950ccの直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力 150ps/3400〜4400rpm
最大トルク 320Nm/1400〜3200rpm
スペックを見れば分かる通り、A180がベースグレード、A200dはハイパワーな上位グレードの位置付けです。まぁその上にはAMGモデルがある訳ですが。

A180でも十分速い


我が家のAクラスはA180ですから、ベースグレードに当たる訳です。Aクラスのベースグレードなんて大したことないっしょ?所詮1.3Lでしょ?と思って踏むとビビるほど速いです
どうせ大したクルマ乗った事ないからそう思うだけやろ〜て声が聞こえてきそうですが、我が家にあるCクラス(W205 C200)よりもゼロ発進の加速が明らかに鋭いんですよね。C200は2Lのターボエンジンであるにも関わらず。流石に100キロを超えてからの伸びと言うか余裕はC200に分がありますが、街乗りなどストップ&ゴーを多用するシーンにおいてはA180の加速感は気持ち良いですよ。

DCTが気持ち良すぎ


A180は7速DCTが搭載されています。今回初めてDCT車を買った訳ですが、DCTってこんなに気持ち良いんですね!エンジンの回転数に対してダイレクトに加速してくれるので一体感があり、かなり楽しいです。トルコンATのようなゆったりとしたシフトチェンジでは無く、DCTの場合は一瞬で次のギアに繋げてくれる感じ。パドルシフトで遊ぶとレースゲームをプレイするような楽しさがあります。後述しますが、スポーツモードにするとブリッピングまでしてくれるので、まるでスポーツカーに乗っているかのような感覚。
一方でCクラス以上のベンツはほとんどトルコンATが採用されています。高級感を重視する車種で採用されていることから、滑らかさではDCTはトルコンに敵わないという所でしょうか。


ダイナミックセレクトで性格が豹変


Aクラスにはダイナミックセレクトという機能があり、走行モードを選べるようになっています。エコ•コンフォート•スポーツなど、走行シーンや気分に合わせてクルマの特性を選択することができる機能です。詳細について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
kamas-cars.hatenablog.com

走行モードによって“アクセル開度に対するレスポンス”と“シフトチェンジのタイミング”が変わります。平坦な道を普通に加速する時のシフトチェンジのタイミングは概ね以下の通り。

  1. エコ⇒1500〜2000rpm
  2. コンフォート⇒2000〜2500rpm
  3. スポーツ⇒3000〜4000rpm

「コンフォート」がデフォルトですが、それでもけっこう高回転まで引っ張るなぁと感じます。普通に街乗りするシーンにおいては「エコ」の方がシックリ来ると思いますよ。
「スポーツ」モードにした暁にはとんでもなくスポーティな乗り味です。減速時はブリッピングまでしてくれるので、ホントにスポーツカーに乗ってる気分になります。


スポーツカー並みの排気音


Aクラスと言えば“奥さんの買い物カー”というイメージをお持ちの方もいるかも知れませんが、そんなイメージとは裏腹にスポーツカー並みの良い排気音がします
特に4000〜5000回転を超えた辺りから排気音がガッツリ室内に聞こえて来ます。シフトチェンジ時のボフッという音もやる気にさせてくれますよ。
まぁ普通に走っている時は概ね1500回転ぐらいですから、この辺りの回転数だと至って静かですが。

ハンドリング


ドイツ車は全てにおいて“重厚感”のある乗り味というイメージをされている方もいるかもしれません。しかし、Aクラスのハンドルを握って驚く事でしょう。ハンドルはめちゃくちゃ軽いです。
最近のベンツのハンドリングは全体的に軽快な傾向ですが、Aクラスのハンドルは特に軽いですね。

トルクステアは皆無


これはメルセデスベンツ全体に言える事だと思うのですが、電動パワステでガッツリとアシストされているような感覚です。AクラスはFFですが、トルクステアも一切ありません。
メルセデスベンツを初めて運転した時に感動したのが、滑らかでザラツキの無いハンドリング。路面からのノイズを取り除き、心地よい情報だけ伝えてくれる感じはAクラスでも健在です。
昔乗っていたスバルインプレッサ(GH6)の油圧パワステ、アレは油圧なりの良さがありました。心地よい重さを伴った素直なハンドリングでしたが、ベンツのハンドリングは油圧パワステの心地よさとは別次元ですね。

中立付近の反応はダルいが…?


よく言われる事で、ベンツはステアリング中立付近の反応は意図的にダルい設計にしてあるとされています。長時間運転の時に疲労軽減になるんだとか。
Aクラスでもその思想は健在なようで、中立付近のレスポンスは控えめです。遊びがある訳では無く、ステアリングの入力に対してリニアに動くんですが、そのレスポンス曲線が中立付近だけ“なだらか”な感じ。
ダイナミックセレクトでスポーツモードを選ぶと若干ですがレスポンスが良くなります。ステアリング特性まで好みで調整できるのは、気分屋で飽き性の私にとって良い機能だと思います。


まとめ


いかがだったでしょうか。
ディーラーでの試乗って時間も限られているので、隅々までよく分からないんですよね。買ってから「コレじゃない」とならないように、今回の記事をまとめてみました。購入を検討されている方の参考になれば幸いです。コレぞドイツ車!という国産車とは一味違う乗り心地は、きっと所有感を満たしてくれる事でしょう。
Aクラスの内装について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
kamas-cars.hatenablog.com

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