ベンツと言えば“高級車”のイメージが強く、とにかくお金がかかる印象がありますよね。そのため「お金をかけずにベンツに乗りたい」「ベンツを賢く乗り継ぎたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は…
- ベンツの買い替え時期はいつがベスト?
- 「3年落ちの認定中古車を買って2年後に売る」がオススメの理由
- 買ってから2年後に売るデメリット
- ベンツを売るときのコツ
これを読めば、コスパ最強のベンツの乗り方が分かります。維持費や買い替え費用全てをひっくるめて驚くほど安く、しかも現行モデルのベンツを所有できますよ!ベンツの中古車を3台も購入してきたサラリーマンオーナーが徹底解説していきます。
ベンツの買い替え時期はいつがベスト?
ベンツと言えばとにかくお金がかかる印象が強いですが、買い替え時期さえ気をつければ、お金の心配をせずにベンツを所有できます。その方法とは…
3年落ちの認定中古車を買って2年後に売る。
つまり、2年ごとに買い替えていく方法です。これを繰り返せば、かなりコスパ良くベンツを乗り継いでいけます。
「3年落ちの認定中古車を買って2年後に売る」がオススメの理由
お金の心配をせずにベンツを所有できる?しかも現行モデルを?「そんなうまい話ないやろ〜」と思ったあなた。本当なんですよコレ。
3年目→5年目は値落ち幅が小さい
車の価値は年式が古くなるほど値下がりしますが、直線的に値下がりする訳ではありません。もちろん走行距離によりますが、3年目→5年目は値落ち幅が小さいのです。
実際に筆者がベンツのAクラスを購入〜売却したときの値段の推移は以下の通り。
年/月 | 車両価格 | 経過年数 | 値下がり率(残価率) |
2018/12 (新車時) |
449万円 | - | 0% |
2021/7 (中古購入時) |
317万円 | 約3年 | 約70% |
2023/10 (売却時) |
270万円 | 約5年 | 約60% |
新車を買って3年後に売ると、車の価値はおよそ30%も下落してしまいますが、3年落ちを買って5年目に売ればわずか10%しか下落しないのです。一方、5年目を超えると一気に値下がりすると言われています。
車検代がかからない
車検整備付きの中古車を買って2年後に売れば、車検を通さなくていいので車検代がかかりません。
ベンツの正規ディーラーで車検を通すと最低でも20万円はかかります。車検代の高いベンツは特に大きなメリットと言えるでしょう。
認定中古車保証が使える
ベンツの認定中古車は購入から2年間「認定中古車保証」が使えるため、その間に故障して正規ディーラーで修理しても、その修理費は払わなくてOK。
つまり、3年落ちを買って2年後に売れば修理費は一切払わなくていいのです。「故障が心配…」と感じている方でも安心して所有できますね。
消耗品や故障が少ない
筆者の経験上、ベンツは5年目までは故障が少ない印象です。
5年目を過ぎると、経年劣化でちょっとした不具合が発生し始めるため修理費や維持費が高くなると考えています。実際に筆者が所有しているCクラス(W205)の事例を以下の記事にまとめています。気になった方はぜひご覧ください。まぁCクラスは売らずに今も頑張って維持しているんですけどね。
kamas-cars.hatenablog.com
認定中古車は金利が優遇されることも
ベンツの正規ディーラーが用意している残価設定ローンであれば、銀行から借りるよりも金利が安くなることが多いです。中には1.9%とかなり安い金利となることも!
「買ってから2年後に売る」と決めておけば、2年後の下取り額を予想しやすく、ローンの残債と天秤にかけて計算することもできるので、計画的に予算を組むことができます。
フルモデルチェンジ前に売りやすい
一般的にフルモデルチェンジして“型落ち”になった車両は下取り額が大きく値下がりしてしまいます。そのため、フルモデルチェンジする前に売却した方が有利です。
ベンツの場合、フルモデルチェンジの期間はおおよそ6〜7年であり、大きく前後することはありません。国産車よりもモデルチェンジのサイクルは長く安定的といっていいでしょう。
そのため「買ってから2年後に売る」と決めておけば、フルモデルチェンジのタイミングと売却するタイミングを計算しやすく、下取りで大損するリスクを避けることができます。
買ってから2年後に売るデメリット
日本における車の所有期間は7年ぐらいが平均と言われています。まぁ普通はそんなもんですよね。でも、今回ご紹介した方法だと買ってから2年後に売ることになります。
愛着が沸いた頃に手放すことになる
コスパを重視するなら「3年落ちの認定中古車を買って2年後に売る」がオススメですが、人によっては2年で手放すのは早いと感じるかもしれません。筆者もベンツAクラスを2年で売却しましたが、ちょっと寂しかったですね。ちょうど愛着が沸いた頃に手放したような感覚です。
kamas-cars.hatenablog.com
長く所有する喜びは味わえない
車をただの移動手段であり機械、と考えるなら割り切って売却できるでしょう。でも一台の車と長い時間を共にすると、どんどん車との思い出ができてより深く愛着が湧いてくるものです。
今回ご紹介した2年で手放す方法だと、このように長く所有する喜びは味わえません。
愛車探しの旅と考えて
ただ、2年で乗り換えていくと「色んな車を所有できる」のは良いことだと思います。
何の車を所有するか?は車好きの一生を左右すると言っても過言ではありません。こんなにも素晴らしい車がたくさん溢れている中で、所有できるのはほんの一部。決して長くない人生ですから、色んな車を所有してみて自分に合う車を探すのもアリではないでしょうか。試乗だけでは分からない、所有してみて初めて分かることってありますから。
kamas-cars.hatenablog.com
ベンツを売るときのコツ
車を買うとき「いくらでも買うか」「維持費がどれぐらいか」を考える人が多いでしょう。しかし見落としがちなのが「いくらで売れるか」…これもとても重要なことです。
いくらで売れるかによって、車買い替えの予算が大きく左右されます。そこでベンツを高く売るコツについて解説していきます。
買取店に売るべし
「認定中古車を買うんだったらディーラー下取りでいいじゃない」と考える方が多いかも知れません。たしかにディーラー下取りは面倒な手続きを全部お任せできるので楽チンなのですが、ハッキリ言って下取り額は安いです。
高く売りたいなら、ディーラーではなく買取店に売りましょう。これだけでも数十万円の差額が生まれます。
2〜3社は競合させる
車を少しでも高く売りたいなら、買取店を2〜3社は競合させましょう。
買取店が最初に提示してくる金額は、ほぼ間違いなく最高額ではありません。「A社は〇〇万円で買い取ってくれるよ」という情報をもって交渉すれば、より高い金額を提示してくれるはず。実際に筆者がベンツAクラスを売却したとき、相見積もりで30万円も下取り額が上がりました。
売却するタイミングを明確に
売却するタイミングを明確にした方が交渉を有利に進められます。極端な話「今日ここで置いて帰ります」と言えば、最高額を提示してくれるでしょう。なぜなら、中古車相場の変動を考慮しなくていいからです。
“中古車は生もの”と言われるほど、中古車相場は動きが激しいことで知られており、買取店は相場が急落しても元が取れるよう、余裕を持った低い金額で買い取ろうとします。しかし「今ここで置いて帰ります」と言えば、相場の変動を気にしてなくていいため、最高額を提示してくれるでしょう。
まずは一括査定から
ひとくちに「買取店」と言えど、街に出ればたくさんありますよね。どこが高値で買い取ってくれるのか分からない…という方も多いと思います。
そんな方はまず一括査定で複数社にアポイントを取ることから始めるといいと思います。そこで高い査定額を示した2〜3社に絞り、そのあと本格的に交渉を始めると良いですよ。一括査定したい方は下のボタンからどうぞ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直なところ、筆者も今までは「リセールを考えて車を買うなんて嫌だな〜」と考えるタイプでした。打算的というか下品な気がして…でも実際にやってみるとコスパが良過ぎて、そんなことを考えるのがバカらしくなるぐらい。それに一生のうちで所有できる車なんて限られているのですから、どうせなら色んな車を所有してみるのもアリだと思います。
もしコスパなんてどうでもいい!もっと長く所有したい!と感じる車があれば、それは運命の出会いです。
ベンツの中古車がいくらぐらいか気になった方は以下のボタンから覗いてみては?登録から3年以内のベンツの中古車なら認定中古以外でもメルセデスケア(新車保証)が適用されますよ!